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言葉の意味と使い方

「出典」と「引用」の違いと使い分け方!画像を使いたい時の書き方は?

「出典」と「引用」の違いと使い分け方!画像を使いたい時の書き方は?

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文章を書く時に、昔の人の言葉や、書籍などから文章を引いてきて使いたい時があると思います。

色々なウェブサイトやブログ記事などを見ていても、他から文章や画像をとってきて使っていることがよくありますよね。

こうしたことをする場合、著作権を侵害しないようにしないといけないということはよく知られています。

そこで「出典」や「引用」という言葉を使う必要があるわけですが、どの言葉をどのように使えば良いのかは迷いがちなところです。

今回は、「出典」と「引用」の違いと使い分け方!画像を使いたい時の書き方は?についてご説明いたします!

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「出典」の意味

「出典」は「故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物」という意味です。

「しゅってん」と読みます。

「典」は「辞典」の「典」ですね。

「書物」「手本」「よりどころ」「正しい」などの意味がある漢字です。

「出典」は、この書物から出ていますよ、ということを表す、その引用した語句などの出所となった書物のことを言います。

「出典を明示する」とか「出典を探す」というように使います。

「出典」は、自分が文章を書く時に引用した語句の情報源となった文献のことをいう言葉です。

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「引用」の意味

「引用」は「人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること」という意味です。

「いんよう」と読みます。

「引いて」「用いる」と書きますね。

「引用」は自分の文章を書く時に、他人の著作などから言葉や文章を引いてきて用いることを言います。

自分の言いたいことや、証明したいことを確かにするために、他の人の文章などを引いてきて使うわけです。

有名な人の文章を引用するとか、古い文学作品から引用する、最近だとオンライン文献を引用するなどということもあります。

またツイッターでは、他の人のツイートに自分のコメントをつけてツイートできる機能を「引用リツイート」と言いますので、こちらで「引用」という言葉に馴染みがあるという人も多いかもしれませんね。

「引用」は文献などの情報源からその一部を引いてきて、自分の話や文に用いることを言います。

「引いてくる」ということで、勝手に変えたりしないで元の文章などをそのままの形で使います。

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「出典」と「引用」の違い

「出典」も「引用」も、自分の文を書く時に、人の文章などから情報を取り入れて使う時に使う言葉ですね。

この「出典」と「引用」の違いは、

  • 「出典」は引用や参考にした著作物のこと
  • 「引用」は元の著作物などから文などを引いてきて使うこと

となります。

「引用」は他の本などから文を引いてくることですが、「出典」は、引用する元になった本などのことを指しているのです。

「出典」である情報元から、文章を引っ張ることが「引用」という関係になります。

「出典」と「引用」は、使うシーンは似ていそうですが、言葉の意味はこのようにはっきりと違いがありましたね。

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「出典」と「引用」の使い分け方

  • 「出典」引用の出どころである書物のことです。
  • 「引用」自分の話や文に他の文章などを引いてくることを言います。

「引用」が本などから引いてくるという行為であるのに対して、「出典」はその本そのもののことを指すので、使い方は違ってきますね。

「出典」

「出典」は

  • 「出典を探す」
  • 「出典を明らかにする」

という風に名詞として使います。

「引用」

「引用」は

  • 「○○を引用する」
  • 「○○から引用する」

といったように「引用する」という形で使うか、「引用文」「引用文献」などの言葉として使うなどします。

例文

  1. 論文に出典を明記する。
  2. 「令和」という元号の出典は「万葉集」である。
  3. 論文にこの文献を引用する。
  4. レポートを書く時には、どこから引用してきたのか「出典」を明示しなくてはならない。

画像を使いたい時の書き方は?

著作権について

写真や絵など、画像を使いたい時があるとします。

例えばブログ記事を書くときなどに、インターネット上の画像をとってきて使いたい、つまり「引用」したい、などというのがよくあるパターンですね。

とりあえず下に「○○より引用」「出典:○○」などと書いて使われていることがほとんどです。

ですが、ネット上の画像や文章などを「引用」する際の正しい方法としては

  • 他人の著作物を「引用」する必要があること
  • 分量、内容ともに自分のオリジナルな文章などが主で、「引用」したものは従であること
  • 「引用」したものかオリジナルかがはっきりわかるように区別されていること
  • 「引用」元(「出典」)が明記されていること

など、著作権を侵害しないようにきちんと要件を満たさなければなりません。

また、メインは自分のオリジナルの文章であることなどの決まりがあります。

書き方

画像を「引用」するときは、

  1. 画像を引用符(“”)で囲う
  2. 元のサイト名を明記する
  3. URLを明記(リンクをはる)

とすれば、はっきりと「引用」したものであることがわかり、引用元も明らかになるでしょう。

このように他のサイトから「引用」した画像などを使うということは、よくよく注意しなくてはならないものです。

ウェブサイトやブログで使用する画像は、フリー素材や購入したものを使うことが望ましいでしょう。

もちろんフリー素材であっても商用利用可能かどうか、クレジット(著作権者)の表記が必要かどうかなど、問題なく使えるかどうかきちんと確認しましょう。

まとめ

「出典」や「引用」は、他人の文章や写真などを使う時に大切になってくる言葉です。

論文やレポート、本や雑誌の原稿を書くといったときはもちろんですが、現代ではブログやSNSで誰でも情報を発信する機会があります。

文章を人に向けて公開することが手軽になった今だからこそ、「引用」する際は「出典」を明らかにするなど、著作権を侵害しないようにルールを守ることを常に意識したいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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