※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
仕事が休みの時に「非番」と表現されることがありますね。
「今日は非番だから遊びに行こう」とか「非番なのに呼び出された」などと使われています。
刑事ドラマで「今日は非番なんだ」なんていうセリフもよくありますよね。
この「非番」は「休日」と違いがあるのでしょうか?
また、どのような場合に使うのかなど、詳しく確認しておきましょう。
今回は、「非番」の意味と使い方!「休日」との違いは?非番を使う職業はなに?についてご説明いたします!
関連 「輪番制」の意味とは?「当番制」との違いやメリット・デメリットについて
「非番」の意味
「非番」は「当番でないこと。またその人」という意味です。
「非」は「……でない」という打ち消しです。
「番」は「入れ替わってする順序。役目」という意味です。
「非番」は文字通り「当番ではない」という意味を表します。
合わせて読みたい▽
「出社・出勤」の違いは?在宅の時はどっち?「退社・退勤・終業」についても解説
「非番」の使い方
「非番」は「当番ではない」ということを指して使います。
交代でするような仕事で、当番に当たっていない時のことを「非番」と言います。
刑事ドラマで「今日は非番だ」などというセリフがよくありますが、あれは「今日は勤務の当番ではない日だ」ということなんですね。
「非番」の例文
- 今日は非番なのでゆっくりできる。
- 非番の警察官が交通事故を起こした。
- 非番日の消防士が人命救助をした。
- 彼は外科医で、非番の日でも緊急呼び出しに応じられるよう待機している。
「休日」との違いは?
先ほどの「今日は非番だ」の例のように、「非番」とは勤務にあたっていない日のことだから、「休日」と同じなのでは? と思う人も多いでしょう。
ですが、「非番」と「休日」は違います。
- 「非番」は「交代勤務の職場で、勤務が当たっていない時間」
- 「休日」は「業務や授業などが休みになる日」
「非番」は「勤務の当番ではない時間帯」ということで、24時間体制の職場で出勤や宿直の当番に当たっていない時間や日を指します。
休みには違いないですが、暦や週休日とは関係なく、「勤務当番でない時間(日)」という意味です。
「休日」の方は丸一日の休みの日のことで、日曜日や国民の祝日、そのほかその職場で決められた週休日や創業記念日などがあります。
- 「非番」は「当番ではない時間」
- 「休日」は「丸一日の休み」
「非番」を使う職業はなに?
「非番」は交代勤務の職場で使われる言葉です。
警察や消防、医療関係で用いられることが多いですが、他にもさまざまな職場で「非番」があります。
- 警察官
- 消防士
- 自衛官
- 刑務官
- 郵便局
- 医師・看護師など病院関係
- 鉄道関係
- ホテル勤務
- タクシー・トラックなどの運転手
- パイロット・キャビンアテンダント
このほかにもいろいろありますが、24時間体制の職場で「非番」を使うことが多いです。
その日の朝まで勤務していた日など、丸一日の休みでない日を「非番」と言いますが、日常語的には週休日も含めて休みの日のことは全部「非番」と呼ぶことも多いです。
「非番」のシフト例
「非番」は勤務日の次に設定されていることが多いです。
例えば警察署勤務の場合、勤務日の朝(多くは8時30分)から、翌日の朝(多くは8時30分)まで24時間勤務をします。
深夜には仮眠時間が含まれているので本当に徹夜で24時間働くと言うわけではないですが、翌日の朝までが勤務時間となっています。
そのため、二日目の朝に勤務時間が終了してからその日のうちは「非番」という言葉が使われます。
三交代制のシフトでは「当番」「非番」「週休日」を繰り返し、三週間に一度は週休日なしで「日勤」とすることが多いです。
二交代制の場合は「当番」と「非番」を交互に繰り返し、時々週休日を連続二日割り振って勤務時間を調整します。
看護師の場合は夜勤明けの日が「非番」となるなど、職場によって決まりはいろいろですが、「当番」や「週休日」、あるいは「日勤」、「早番」、「遅番」などの勤務時間帯と組み合わせて労働基準法に基づいて全体の勤務時間の調整がなされます。
「非番」の類義語
「非番」の類義語には次のようなものがあります。
- 休日(業務や授業を休業する日)
- 休暇(会社・官庁・学校などで定められた休日以外の休み)
- 休み(休むこと。また休むための日)
- 下番(見張りや当直などの勤務を終えて下がること)
「非番」の対義語
「非番」の対義語には次のようなものがあります。
- 当番(順に受け持つ仕事の番に当たること)
- 出番(勤めや仕事に出る番。舞台などで出る順番)
まとめ
「非番」は「当番でないこと。またその人」という意味です。
警察や病院などの24時間体制の職場で使われている言葉で、勤務日明けの日のことを「非番」と呼びます。
実際はまとめて「非番」と呼ばれることも多いですが、「休日」は週休日などの丸一日の休みの日のことなので、言葉の意味には違いがあります。
交代制の仕事をする人は日常的に使う言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!