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言葉の意味と使い方

「本当ですか」は敬語でも失礼?ビジネスでも使える言い換え表現や相槌はある?

「本当ですか」は敬語でも失礼?ビジネスでも使える言い換え表現や相槌はある?

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「本当ですか」

この言葉、文字通り「本当かどうか」を聞く際に普通に使われる言葉ですね。

ですが、この「本当ですか」は使い方によっては失礼になってしまう言葉なんです。

ビジネスシーンでもプライベートでも、「本当ですか」を口癖のように使っている人もいますから、ぜひ気をつけたいですね。

今回は、「本当ですか」は敬語でも失礼?ビジネスでも使える言い換え表現や相槌はある?についてご説明いたします!

「本当ですか」は敬語でも失礼?

「本当ですか」は使い方によっては失礼になる言葉です。

「ですか」と、ですます調で言っていますので、目上の人などに話す文法としては特におかしなところはありません。

ですが、内容的には「本当ですか」は相手の発言を本当かどうか聞いているわけですから、相手を疑うことになってしまいますね。

目上の人や仕事関係の人との間で「本当ですか」を使ってしまっているのは、大抵の場合、相手が「○○です」と発言したことに対して、相槌を打つ意味で「本当ですか」と言っていると思います。

特に相手の発言の真偽を問うという意味ではなく、口癖のようになって使っているという人が多いでしょう。

若者言葉で言うところの「マジっすか」というのと同じです(笑)。

相手の発言の真偽を問いたいわけではなくても、「へー」「そうなんだー」という感じで「マジっすか!」「本当ですか~」などと言っているわけです。

ですが、「本当ですか」は、言葉の意味としては相手の発言の真偽を問うということですので、目上の人などに対して使うには失礼な言葉なのです。

【失礼な例文】

  1. 私は○○大学出身なんです。ーー本当ですか。
  2. あなたのそのネクタイ、とてもおしゃれですねーー本当ですか。
  3. この項目はこの欄に入れてしまうと数字が合わなくなるので、こっちの欄に打ち込んでください。ーー本当ですか。

単に事実を話している時、こちらを褒めてくれている時、仕事を教えてくれている時を例に挙げてみましたが、

取引先の人や上司、先輩などと話していて、このような「本当ですか」の使い方をすると失礼になります。

特に本当かどうかを疑っているわけではないのに、相手の発言が本当かどうか聞いているわけですから、おかしな使い方ですね。

また、どのような言葉でもそうですが、やたらと多用したり、語尾を伸ばしてヘラヘラした言い方をしたりと言った話し方によっても失礼な印象がさらに強まってしまいます。

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「本当ですか」のビジネスでも使える言い換え表現や相槌

「本当ですか」は、目上の人などに使うには失礼な言葉でした。

「本当ですか」の言い換え表現には次のようなものがあります。

言い換え表現
  • そうですか
  • そうでしたか
  • 左様でございますか

そのまま「それは本当ですか」とか、「そうなのですね」という意味で「本当ですか」と言っている場合は、このような言い換えかたをするとよいでしょう。

それは本当ですか、という意味で使うわけではなく、相槌として「本当ですか」を使っている場合は、次に述べるように、全く違う言葉に言い換えてしまうこともできます。

  • はい
  • ありがとうございます
  • おっしゃる通りです
  • 承知いたしました
  • かしこまりました

シンプルに相槌を打ちながら相手の話を聞くという場合、「はい」や「ええ」で十分なこともあります。

相手が自分を褒めてくれているなら「本当ですか」ではなく「ありがとうございます」や「恐れ入ります」など、感謝を表す言葉が良いでしょう。

何かを説明してもらった時の相槌であれば「わかりました」ということで、「承知いたしました」「かしこまりました」などとするのが良いでしょう。

なんでも「本当ですか」で済ませてしまわないで、状況に応じて相槌の言葉を使い分けるようにしましょう。

【例文】

  1. 私は○○大学出身なんです。ーー左様でございますか。
  2. あなたのそのネクタイ、とてもおしゃれですねーーありがとうございます。
  3. この項目はこの欄に入れてしまうと数字が合わなくなるので、こっちの欄に打ち込んでください。ーー承知いたしました。

なお、相槌として「さすがです」「すごいです」「なるほどです」などと言う人もいますが、目上の人に対して評価を下すような意味になるので、これらも失礼にあたります。

口癖になってしまいがちなこうした言葉、一度自分の使っている相槌をよく振り返ってみて、失礼でないかどうか確かめてみるといいかもしれませんね。

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まとめ

「本当ですか」は、軽い驚きや嬉しさを表したり、会話をスムーズに進ませる相槌として使ったりと、何かと便利で使いやすい言葉なので、近頃は多用している人も多いようです。

ですが、「本当ですか」は疑念を表す言葉なので、本来は正しい敬語の使い方とは言えません。

相手によっては「嘘なんて言ってないぞ!」と腹を立ててしまうかもしれません。

敬意を持って接しているつもりで失礼になってしまってはいけませんね。

相槌を打つ際などにはぜひ気をつけていきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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