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「補償」という言葉はビジネスシーンやニュースなどでよく見聞きする言葉ではないでしょうか。
「補償なき休業要請」
「休業補償給付の申請」
などなど、他にもさまざまな使い方で、仕事やニュース、保険の手続きの時などに出てきますよね。
前後の文脈から大体の意味はわかるかと思いますが、「補償」という言葉の詳しい意味を知っておくと、ニュースなどもより正確に理解することができますよ。
今回は、「補償」の意味とは?「補填」との違いを解説!【類義語・例文つき】についてご説明いたします!
「補償」の意味
「補償」は「損害、費用などを補いつぐなうこと」という意味です。
「ほしょう」と読みます。
「補」は「補う(おぎなう)」、「償」は「償う(つぐなう)」ですから、文字そのままの意味です。
単にお金などを渡すということではなく、「つぐなう」という意味があることがポイントですね。
「補償」は損失や損害を補いつぐなうという意味です。
「補償」の使い方
「補償」は損害などを補いつぐなうという意味でした。
何かが失われた時、その埋め合わせをしてつぐなうということで、保険業界などでよく使われる言葉です。
「損害補償」「災害補償」「遺族補償」など、「○○補償」という言葉も多くあります。
また、災害などによって生じた損害を、国や公共団体が金銭などによってつぐなうという時によく使われます。
例文で使い方を確認しましょう。
【例文】
- 損害を補償する。
- 市長は市独自の休業補償を発表した。
- スマホの盗難や紛失を補償する保険に入った。
- 災害による被害を政府が補償する。
- 突然解雇されたので、会社に補償を求める。
保険業界でよく使われる「補償」ですが、他にも「保証」「保障」といった言葉もよく使われます。
- 「補償」は「損失を補いつぐなうこと」で、「損害補償」「盗難補償」など
- 「保証」は「大丈夫であると認め責任を持つこと」で、「保証書」「連帯保証」「保証期間付終身年金」など
- 「保障」は「ある状態がそこなわれないように保護し守ること」で、「死亡保障」「社会保障」など
という使い分けがされています。
どれも同じ「ほしょう」ですので気をつけて見分けましょう。
「補填」との違い
「補償」に似た言葉に「補填」(ほてん)があります。
この二つの違いは、
- 「補償」は「損害を金銭などでつぐなうこと」
- 「補填」は「不足を補い埋めること」
となります。
よく似ていますし、使う場面も似ていますが、「補償」は特に「金銭でつぐなう」という意味のある言葉です。
何かの損害があったとき、その損害を金銭などでおぎない、つぐないます。
それに対し、「補填」は「足りないものをおぎなう」です。
足りないもの、不足しているものをおぎなうので、必ずしも「損害をつぐなう」わけではありません。
損害、損失を埋めることも「補填」とは言いますが、「つぐない」という意味はありません。
まとめると、
- 「補償」は与えた損害を金銭などでつぐなうこと
- 「補償」は不足したものをおぎなうこと
となります。
「補填」の例文
- 赤字の補填。
- 医療費控除の申告書に、保険などで補填される金額を記入する。
- 賞味期限切れの商品を業者が現品で補填する。
「補償」の類義語
「補償」の他の類義語には次のようなものがあります。
- 埋め合わせ(うめあわせること。また、そのもの。つぐない)
- 填補(足りない分を補って埋め合わせること)
- 代償(他人に与えた損害に対して、金品や労力でつぐないをすること)
- 賠償(他の人に与えた損害をつぐなうこと)
- 弁償(他人に与えた損害を金や品物でつぐなうこと)
- カバー(不備・不足などを補うこと)
まとめ
「補償」は損害などを金銭などによって補いつぐなうという意味の言葉でしたね。
損害があることが前提の言葉ですので、実際に身の回りで「補償」したりされたりという時はかなり深刻なシーンが多いでしょう。
ニュースでも頻繁に使われる言葉ですので、正確な意味を理解して正しく使っていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!