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暦の言葉を見ていると、「禾乃登」という表記に出会うことがあります。

「禾乃登」は、処暑の候にあたります。

暦の上では秋へと向かい、自然界が少しずつ姿を変えていくのを感じる時期です。

今回は、「禾乃登」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「禾乃登」の意味とは?

「禾乃登」とは、稲などの穀物が実り始める頃という意味です。

「禾乃登」は、「こくものすなわちみのる」と読みます。

「禾(こくもの)」は、本来は稲や麦などの穂先にある毛(のぎ)を指しますが、ここではイネ科の穀物全般を表しています。

夏の強い日差しを浴びた稲穂が黄色く色づき、頭を垂れ始める実りの季節です。

項目 内容
言葉 禾乃登
意味 稲などの穀物が実り始める頃
読み方 こくものすなわちみのる
分類 七十二候
時期 9月3日頃から9月7日頃

この時期は台風(野分)の襲来が多い「二百十日」にもあたり、農家の人々は風を鎮め、豊かな収穫を祈る祭りを各地で行ってきました。

昼夜の寒暖差が美味しいお米を育む大切な時期でもあります。

「禾乃登」はいつの季節?

「禾乃登」は、二十四節気の「処暑」の時期にあたります。

時期は、例年9月3日頃から9月7日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後することがあります。

区分 内容
二十四節気 処暑
時期 9月3日頃から9月7日頃
前の七十二候 天地始粛(てんちはじめてさむし)
次の七十二候 草露白(くさのつゆしろし)

この時期は、季節が夏から秋へと少しずつ歩みを進めていく頃です。

自然界の小さな変化に目を向けると、季節の移ろいをより深く楽しむことができます。

「禾乃登」の由来

「禾乃登」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。

身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。

現代の生活でも、ふとした瞬間にこの暦の言葉と同じ情景に出会うことがあり、季節の豊かさを教えてくれます。

「禾乃登」の使い方・例文

「禾乃登」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 禾乃登の候、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
季節の文章 禾乃登を迎え、自然界は秋への準備を始めています。
暦の説明 七十二候の「禾乃登」は、稲などの穀物が実り始める頃を表しています。

「禾乃登」と処暑の七十二候

「禾乃登」は、処暑の時期を彩る七十二候のひとつです。

処暑の七十二候は、暑さが和らぎ、秋の気配が少しずつ濃くなっていく自然の変化を順に表しています。

処暑の七十二候 読み方 意味
綿柎開 わたのはなしべひらく 綿を包む萼(がく)が開き始める頃
天地始粛 てんちはじめてさむし 夏の暑さがようやく収まり始める頃
禾乃登 こくものすなわちみのる 稲などの穀物が実り始める頃

まとめ

「禾乃登」は、稲などの穀物が実り始める頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「こくものすなわちみのる」で、二十四節気では処暑の候にあたります。

時期は例年9月3日頃から9月7日頃で、自然界が夏から秋へと少しずつ表情を変えていく時期です。

意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。

この季節を迎えたら、ぜひ「禾乃登」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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