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「懇願」は何かを願う、何かを頼む時に使う言葉です。
友達や家族の間での会話にはあまり使わないかと思いますが、ニュースや文章の中などでは見聞きすると思います。
この「懇願」はビジネスシーンで、メールなどでも使えるのでしょうか。
詳しい使い方を調べてみました。
今回は、「懇願」の意味と使い方!お願いする時のビジネスメールでも使える?【類語・例文】についてご説明いたします!
「懇願」の意味
「懇願」は「おりいって頼み願うこと」という意味です。
「こんがん」と読みます。
「おりいって」というのは「深く心を込めて」とか「相手を信頼して、真面目な態度で」ということですね。
「懇願」の「懇」は「まごころをつくす」などの意味がある漢字です。
「懇願」は心をこめて願うということになりますので、「誠意を持って頼み願う」「心からひたすらお願いする」という意味になります。
普通に「頼む」「願う」というよりも、かなり心から一生懸命頼み願うということになります。
「懇願」の使い方
「懇願」は「懇願する」などの形で使います。
「懇願」は「心から頼み願う」ということなので、気軽なお願いや、日常的によく頼むことなどには使いません。
どうしても聞き入れてほしい願いがあるとき、誠意を持って真剣に頼むときに「懇願」は使うようにしましょう。
【例文】
- 親に大学に行かせほしいと懇願する。
- 彼女に協力を強く懇願され、断ることができなかった。
- 彼にお金を貸してくれと懇願された。
お願いするときのビジネスメールでも使える?
「懇願」は強く、心から頼み願うということですね。
ビジネスシーンでも、何かを「ぜひお願いします!」と頼みたいことがありますよね。
ビジネスメールでそのようなお願いの文章を書くこともあると思いますが、「懇願」はお願いのビジネスメールでも使える言葉です。
「よろしくお願いいたします」「お願い申し上げます」などと同じように、「懇願申し上げます」などとするのが一般的です。
誠意を持って願うという意味の言葉なので、目上の人に対しても使うことができます。
ですが、「懇願」というのはかなり心を込めて一生懸命に頼み願うということになりますので、これも気軽な挨拶程度には使いません。
目上の人に敬意を込めて使う、かしこまった文章で使う、真剣な頼み事の時に使うというように、「ひたすらに、心を込めて願う」という意味がふさわしい文脈で使うようにしましょう。
また、「懇願」はそのような心を込めていますよというお願いの言葉なので、一つのメールで何度も使うなどの多用は控えましょう。
使いすぎるとかえってやりすぎで軽薄な印象になってしまうかもしれません。
【例文】
- ご多用のところ恐縮ですが、何卒お引き受けいただきますよう懇願申し上げます。
- ご協力賜りますよう、懇願申し上げます。
- 弊社商品のお引き立ていただきますよう懇願いたします。
「懇願」の類語
「懇願」の類語には次のようなものがあります。
- 嘆願(事情を述べて願うこと)
- 懇請(熱心に折り入って頼むこと)
- 哀願(人の同情心にうったえて物事を頼み願うこと)
- 切願(熱心に願うこと。切に願うこと)
- 熱願(熱烈に願うこと。また、その願い)
- 懇望(ひたすら願い望むこと)
- 要請(必要だとして、強く願い求めること)
- 泣きつく(願いを聞いてもらうよう必死になって頼むさま)
- すがりつく(たのみとする。頼る)
全部何かを願ったり頼んだりして、似ている意味の言葉ですね。
ですが、詳しくみていくと「事情を述べる(嘆願)」、「同情心に訴える(哀願)」など、意味の違いがあります。
状況に適した語を選べると、より気持ちが伝わりやすいでしょう。
まとめ
「懇願」はおりいって頼み願うという意味の言葉でしたね。
仕事をしていく上で、心からお願いをするという場面もしばしばあることと思います。
また、ニュースや新聞などでも出てくる言葉ですので、ぜひ意味と使い方を正しく理解しておきたいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!