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言葉の意味と使い方

「公私ともに」の意味と使い方!お世話に・ご多忙・頑張る・充実|例文

「公私ともに」の意味と使い方!お世話に・ご多忙・頑張る・充実|例文

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「公私ともに世話になる」

このような使い方をする「公私ともに」という言葉があります。

会話の中だけでなく、ビジネスメールや年賀状などいろいろなところで使う機会のある言葉です。

この機会に使い方を確認しておきましょう。

今回は、「公私ともに」の意味と使い方!お世話に・ご多忙・頑張る・充実|例文についてご説明いたします!

「公私ともに」の意味

「公私ともに」は「仕事とプライベートの両方」という意味です。

「こうしともに」と読みます。

「公私共に」と「とも」を漢字で書くこともあります。

「公私」は「おおやけ」と「わたくし」です。

公的なことと私的なことという意味ですので、「公私ともに」というのは、「公のことでも私的なことでも両方で」という意味になるわけです。

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「公私ともに」の使い方

「公私ともに」は、次のような使い方をすることが多いです。

  • 公私ともにお世話になりました
  • 公私ともにご多忙のところ
  • 公私ともに頑張ります
  • 公私ともに充実

いずれも「公私ともに」は「公でも私でも」「仕事もプライベートも」という意味ですから、それぞれの意味もそのままですが簡単に解説していきましょう。

お世話に

「公私ともにお世話になりました(なっております)」は、仕事においてもプライベートにおいてもお世話になりましたということです。

例えば会社の上司・先輩への挨拶や年賀状などによく使われる言い回しです。

仕事ではもちろんお世話になっているし、それ以外にも私的な部分でもお世話になっているとか、プライベートでも仲良くしてもらっているというようなことを表しますので、

目上の人への挨拶や感謝の言葉としてぴったりですね。

  1. 昨年中は公私ともに大変お世話になりました。
  2. あの先生には公私ともにお世話になっている。

>>「ひとかたならぬ」の意味と使い方!お世話になった方への伝え方と言い換え表現【例文つき】

ご多忙

「公私ともにご多忙のところ」は、「仕事でもプライベートでも忙しくされているところ」ということです。

挨拶状、案内状などに非常によく用いられる言い回しです。

「公私ともにご多忙のところ恐れ入りますが、ご出席くださいますようお願いいたします」といった使い方をします。

  1. 公私ともにご多忙のところ誠に恐れ入りますが、一人でも多くの方にご参加いただければと思います。
  2. 公私ともにご多忙とは存じますが、ぜひご来臨賜りますようお願い申し上げます。

>>「万障お繰り合わせの上」は失礼?意味や言い換え方と返事の仕方!

頑張る

「公私ともに頑張る」は、仕事もプライベートも頑張るということですね。

これから頑張ります! ということを言う時に使える言葉なので、抱負を述べるときや、結婚の報告をするときなどによく使われます。

芸能人やスポーツ選手のコメントなどでもよく使われますよね。

「公私ともに頑張りますのでよろしくお願いいたします」などの使い方をします。

  1. より一層の責任感を持ち、公私ともに頑張ります。
  2. お忙しいとは思いますが、公私ともに頑張ってくださいね。

>>「邁進」と「精進」の意味と使い方!ビジネスシーンでの例文は?

充実

「公私ともに充実」は、仕事面でもプライベートでも充実しているということです。

仕事がうまく行ったりやりがいを感じたりしていて、さらに私生活も楽しく有意義に過ごせているという感じでしょうか、かなりいい状態のことを表す言葉ですね。

「公私ともに充実しています」と自分のことに使ったり、「公私ともに充実した学生生活を送ってください」などと人に向けて使ったりします。

  1. ワークライフバランスは、公私ともに充実した生活を送る取り組みだ。
  2. 彼は近ごろ公私ともにますます充実しているようだ。

「公私」の他の使い方

「公私」は「公と私」「公的なことと私的なこと」という意味ですが、「公私ともに……」以外にも次のような使い方もできます。

  • 公私混同
  • 公私の区別
  • 公私のけじめ

「公私混同」は仕事上のことなど社会的なことと個人的なことを区別せずにあつかうことです。

例えば公的に使うはずのお金を自分の趣味のために使ってしまうなど、悪い意味で使う言葉です。

「公私の区別」や「公私のけじめ」は、公的なことと私的なことを区別するということで、「公私の区別をつける」「公私のけじめをつける」などと使います。

【例文】

  1. 会社の備品を自宅に持ち帰るのは公私混同である。
  2. 子供がいると在宅勤務で公私の区別をつけるのが難しい。
  3. 仕事をしていく上で公私のけじめをつけることが大切だ。

まとめ

「公私ともに」は、公のことも私的なことも、つまり仕事もプライベートも、という意味でした。

公私ともにお世話になる、公私ともに頑張るなど、手紙などの文章中でも口頭でもいろいろな使い方をしますので、ぜひ覚えて使いこなしていきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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