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「模索」は何かを探す時に使う言葉です。
ビジネスシーンでも使える言葉ですので、使い方や類義語なども確認しておきましょう。
似た言葉の「検討」や「探索」についても調べてみました。
今回は、「模索」の意味と使い方!「検討・探索」との違いは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「模索」の意味
「模索」は「手探りでさがすこと」と言う意味です。
「もさく」と読みます。
この「模」には「かた」「まねる」「手さぐりする」「かざり」「はっきりしない」などいろいろな意味があり、ここは「手さぐりする。さぐる」といった意味で使われています。
「索」は「検索」などの「索」で、「もとめる。さがす」といった意味があります。
「模索」は文字通り、手探りしてさがすという意味になります。
手探りして探すと言うことは、暗いところや狭いところに手を突っ込んで辺りを触るなどして物を探すということになりますが、実際にそうして物を探すという意味ではあまり使いません。
そこから比喩的に、はっきりしない物事を調べて探っていくという意味で使う言葉です。
>>「追求・追及・追究」の意味の違いと使い方!【類義語・例文】
「模索」の使い方
「模索」は、いろいろと試みをしながら、はっきりさせたい物事を探っていくという意味で使います。
「模索する」などの使い方をします。
またよく使われる四字熟語が「暗中模索」です。
「暗中模索」は文字の通りに解釈すると「暗闇の中で手探りしてさがす」ということになりますね。
そこから転じて、「手がかりのない物をいろいろやってみたりあれこれ考えたりして探る」ということを表します。
手がかりのない状況で、解決法などをいろいろと試してみるということですね。
「模索」はこのように、いろいろと試みて明らかにしたい事柄を探っていくという意味で使います。
「模索」の例文
- 和解の道を模索する。
- 上手いやり方を日々模索している。
- 仕事を効率よく進める方法を模索する。
- どれだけ喜んでもらえる商品ができるか暗中模索している。
- 解決法が見つからず、暗中模索の状態が続いている。
「検討・探索」との違いは?
「模索」はある物事をさぐる時に使いますが、似た言葉に「検討」や「探索」があります。
これらの違いを確認しましょう。
「検討」との違い
「検討」は「物事をいろいろな面からよく調べ、それでいいのかどうか考えること」と言う意味です。
「けんとう」と読みます。
「模索」との違いは、
- 「模索」は手がかりがはっきりしていない状態で解決策などをさぐること
- 「検討」はいろいろの案を見て、どれがいいのか考えること
ということで、「模索」ははっきりしない状態から手がかりをさぐるのに対し、「検討」はある程度選択肢が決まっていてその中でそれでいいのかどうか考えると言う違いです。
「模索」には「手探りで探す」という意味があったことを思い出すとわかりやすいですね。
>>「討議・協議・検討」の違いは?意味と使い方!【例文つき】
【「検討」の例文】
- A、B、Cの三つのプランを検討した結果、Aプランで行くことに決定しました。
- 購入を検討していたが、予算が合わず今回は見送ることにした。
- この仕事のスケジュールについて改めて検討しよう。
「探索」との違い
「探索」は「知ろうとするもののありかやありさまを探し求めること」です。
「たんさく」と読みます。
「模索」も「探索」も探すことではありますね。
- 「模索」は「あれこれ考えてさぐること」
- 「探索」は「実際に行動して探すこと」
という違いがあります。
「模索」ははっきりしていないものをあれこれ考えて、方法などを探すと言うことです。
それに対し「探索」は物理的な物を探すために実際に足を運ぶなどするということを表します。
もののありかや人の行方について使われることが多い言葉です。
また、「探索」は未知の事柄をさぐる、発見しようとするという意味でもあります。
【「探索」の例文】
- 街を探索し、目当ての店を見つける。
- 古代文明の謎を探索する。
- 子供の探索行動はつかまり立ちの頃から広がっていく。
「模索」の類義語
「模索」の類義語には次のようなものがあります。
- 詮索(細かいところまで調べ求めること)
- 検索(調べて探し出すこと)
- 物色(多くのものの中から適当な物を探し出すこと)
- 手探り(確実な方法がわからないままあれこれ模索すること)
「模索」の対義語
「模索」の対義語には次のようなものがあります。
- 諦念(諦めの気持ち)
- 断念(思い切って諦めること)
- 明白(はっきりよくわかること)
- 発見(まだ知られていなかった物事を見つけ出すこと)
まとめ
「模索」は手探りで探すことでした。
いろいろと試みたり、考えたりして、明らかにしたいことを探っていくということです。
答えや正しい解決法がわからない状態で、解決法や打開策を探し求めるということですから、ビジネスシーンでもしばしば使われる言葉です。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!