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「入念な準備」
「入念に確認する」
このように使う「入念」という言葉があります。
細かい、丁寧、そのような意味合いでビジネスや日常の色々な場面で使われます。
この「入念」とは、正確にはどのような意味なのでしょうか。
今回は、「入念」の意味と使い方!「念入り」「綿密」との違いや言い換え表現は?|類義語・対義語・例文についてご説明いたします!
関連 「丹念」の意味と使い方!「入念」との違いは?|類義語・対義語・例文
「入念」の意味
「入念」は「細かいところまで行き届いて、丁寧なこと」という意味です。
「にゅうねん」と読みます。
「入」は「はいる」「いれる」といった意味の漢字です。
「念」は「おもう。考える」「こころにとめる」といった意味です。
「入念」は細かいところまで念を入れて丁寧に行うことを表す言葉です。
「入念」の使い方
「入念」は細かいところまで行き届いていて丁寧であることを指して使います。
- 入念だ
- 入念な
- 入念に
といった使い方をします。
「入念な準備」であれば、細かなところまで注意した丁寧な準備のことです。
「入念に確認する」なら、よく注意して細かいところまでしっかり確認するいうことを表します。
そのような意味ですから、ビジネスシーンで仕事や作業を「入念」に行うなどと使います。
日常でも丁寧に物事を行うときに色々な場面で広く使う言葉です。
「入念」の例文
- 現場にやってきた刑事たちは入念に部屋を調べた。
- 来客の予定があるので、入念に部屋の掃除をした。
- 入念な準備のおかげで無事にイベントを終えることができた。
- 判子を押す前に入念に契約書に目を通す。
- 旅行の当日、忘れ物がないか入念に確認した。
- 集めたデータを入念に検討し、これからの方向性を決める必要がある。
「念入り」「綿密」との違い
「入念」に似ているのが「念入り」や「綿密」です。
どれも注意して物事を行うときに使う言葉ですね。
- 「入念」は「細かい点まで行き届いて丁寧なこと」
- 「念入り」は「細かい点まで気をつけて行うこと」
- 「綿密」は「詳しく細かいこと」
それぞれの意味はこのようになります。
「入念」と「念入り」は使われている漢字も同じであり、ほぼ同じ意味であると言えます。
「入念」も「念入り」も細かなところまで気を配って丁寧に行うことです。
「綿密」はやり方が細かいということを表します。
細かいということは丁寧なので、これも「入念」「念入り」と非常に似ていて同じように使われます。
しかし、「綿密」は心をこめて丁寧にというよりも、「細かい」ということを強調する言葉です。
抜け目や落ち度がないように、よくよく気を付けて物事を行うという意味になります。
- 「入念」と「念入り」は、細かなところまで心を込めて丁寧に行うこと
- 「綿密」は落ち度がないように細かなところまで注意して行うこと
「入念」の類義語・言い換え表現
「入念」の類義語・言い換え表現には次のようなものがあります。
- 丁寧(細かいところまで気を配ること)
- 念入り(細かく注意して丁寧にすること)
- 丹念(心を込めて念入りにすること)
- 克明(いちいち細かく念を入れる様子)
- 周到(手落ちがなく隅々まで行き届いていること)
- 慎重(注意深く、軽々しく行動しないこと)
- 注意深く(よく気を配るさま)
- 事細かに(細々と詳しいさま)
- 気の利いた(細かいところまで注意が及んでいること)
- 細やかな(心がこもっているさま)
- 用意周到(用意に手抜かりがなく万全であること)
「入念」の対義語
- 粗雑(いい加減で大雑把なこと)
- 粗略(物事の扱いなどが丁寧でないこと)
- 杜撰(大事なところが押さえられていないでぞんざいなこと)
- ぞんざい(取扱などが丁寧でなくなげやりなこと)
- 適当(対応がいい加減でその場しのぎであること)
- 無造作(技巧を凝らさない、念入りでないこと)
- 即興(予め準備せず、その場で思いのままに作り出すこと)
まとめ
「入念」は「細かいところまで行き届いて、丁寧なこと」という意味です。
「入念に調査する」とか「入念な準備」など、細かいところまで気を付けて念を入れて行うという意味で使います。
「念入り」もきわめて近い意味の言葉です。
「綿密」も似ていますが、やり方が非常に細かくて落ち度のないようにしているという意味を表します。
ビジネスでも日常でも、何かと使う言葉ですのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!