時候の挨拶

「朧月の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「朧月の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「朧月の候」は春に使いたい時候の挨拶ですが、「朧月」が見られる季節とは正確にはいつなのでしょうか。

言葉は知っていてもその意味まで詳しくは知らないという人も多いかと思います。

今回は「朧月の候」について、いつからいつまでが使用期間なのかはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

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「朧月の候」の時期はいつからいつまで?

4月

「朧月の候」は春の終わりごろの時期に使う事が出来る時候の挨拶です。

4月の半ば頃から4月終わり頃の期間がそれにあたります。

春の空気の中に初夏の雰囲気も感じる事が出来る、そんな季節の変わり目に使う言葉なんですね。

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「朧月の候」の意味と読み方

「朧月の候」は「霞がかかる月が見える、春らしい夜を感じる季節になりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「おぼろづきのこう」です。

歌詞としてもよく使われる「朧月」ですが、月にうっすらとかかる霞が幻想的な雰囲気を作り出す、日本ならではの美しい表現と言えるのではないでしょうか。

「朧月の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 朧月の候、貴社いよいよご繁栄の段、お喜び申し上げます。
  2. 拝啓 朧月の候、貴社におかれましては一層ご躍進の事と心よりお慶び申し上げます。
  3. 拝啓 朧月の候、貴社ますますご活躍の折、心よりお慶び申し上げます。

【結び】

  1. 花々競うように咲く季節、貴社におかれましても一層のご発展をお祈り申し上げます。
  2. 行く春を惜しむ季節となりました。貴社ますますのご隆盛をご祈念いたします。
  3. 春の光満ち溢れる好季節、貴社いよいよのご多忙とご活躍を心よりご祈念いたします。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 朧月の候、〇〇様一層ご活躍の事と拝察いたします。
  2. 拝啓 朧月の候、ご一同様におかれましてはいよいよご多忙の事と拝察いたします。
  3. 拝啓 朧月の候、〇〇様におかれましては一層ご躍進の折、お喜び申し上げます。

【結び】

  1. 春の光柔らかな季節、○○様におかれましてもご壮健にお過ごしください。
  2. 行く春を惜しむ時節ではございますが、○○様ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
  3. 桜の時期も過ぎ、つつじの姿が見られる季節となりました。どうぞ○○様もお変わりなくお過ごしください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 深まる春を感じる季節、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
  2. 若葉の色鮮やかな好季節となりました。変わらずご活躍の事と存じます。
  3. 新緑目に眩しい季節、皆様におかれましてはお元気でお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 新年度の忙しさも緩む時節です。くれぐれもご自愛いただきお元気でお過ごしください。
  2. 春爛漫を感じる季節、お体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
  3. 春の風肌に心地よい季節ではございますが、お風邪などひかれませんようお気を付けください。

「朧月の候」以外の時候の挨拶

まとめ

春ならではの光景が「朧月」であり、そんな月夜を見たことにより春の真っただ中にいるという事、そして初夏の訪れも間近であるという事を共有できる時候の挨拶なんですね。

聞いただけで和の幻想的な雰囲気を感じる事が出来る、とても美しく繊細な言葉ですよね。

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