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「お聞かせください」はビジネスシーンでもよく見聞きします。
相手に何か意見を言ってほしい時、教えてほしい時などによく使う言葉だと思います。
ですが、この「お聞かせください」はビジネスシーンで目上の人などにも使っていいのか、きちんとした敬語なのかと気になる人も多いようです。
目上の人やお客様などには失礼のない言葉遣いをしたいですね。
ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「お聞かせください」は敬語?ビジネスや目上・お客様への聞き方|ご意見・お考えについてご説明いたします!
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「お聞かせください」は敬語?
「お聞かせください」は、「聞かせて」という意味で敬語です。
「聞かせて」の敬語表現です。
「お(ご)~ください」の形で、相手に何かを要望する意を表します。
相手に、意見や思っていることなどを言ってほしいという時に使う言葉です。
「お座りください」とか「ご覧ください」などと同じ用法ですね。
「お聞かせください」は「聞かせて」ということを尊敬表現で表したものということです。
目上の人に使える敬語表現です。
ただし、「ください」は「くれ」を敬語にしたものですから、命令文ではあります。
目上の人に使っても問題ありませんが、より丁寧に表現したい場合は色々な形に変えることができますので、以下で確認していきましょう。
>>「教えてください」をメールで敬語表現にするには?社内・社外・上司・お客様への伝え方!
お聞かせくださいの色々な言い方
「お聞かせください」は、そのままでも目上の人やビジネスシーンなどに使える敬語です。
ですが、それ以外にも色々な言い方があります。
- お聞かせ願いたく
- お聞かせ願います
- お聞かせくださいませ
- お聞かせいただければ幸いです
- お聞かせいただけますか
このような言い方にすると、さらに丁寧になります。
「願います」は「~をお願いします」と相手に依頼する意味の敬語です。
「いただければ」は「~してもらえれば」ということの丁寧な言い方で、願望を表します。
「いただけますか」なども謙譲語「いただく」に丁寧の「ます」などがついていて、「お~ください」よりもさらに丁寧になります。
「ください」は「くれ」の丁寧語ですから、相手に何かを促すという命令文の形が気になるかもしれません。
ビジネスシーンで目上の人やお客様に「お聞かせください」と言う場合は、こうしたより丁寧な形にするとよいでしょう。
なお、
- 聞かせてください
- 聞かせなさい
などは敬語ではありますが、同等や目下向けの尊敬語なので、目上の人やお客様には不適切です。
「お聞かせください」の使い方と例文
「お聞かせください」は、「聞かせて」「教えて」といった意味で、色々な場面で使うことができます。
「お~ください」という尊敬語の形なので、ビジネスシーンなどで目上の人やお客様に使うことができます。
また、意見や考えを教えてくださいということ以外にも、
- ご意向
- ご用件
- ご都合
などについて「お聞かせください」と用いることができます。
【例文】
- ぜひ先輩のご意見をお聞かせいただけますか。
- 部長の考えをお聞かせください。
- ○○様のご意向をお聞かせくださいませ。
- 本人から折り返しお電話いたしますので、ご用件をお聞かせ願えますか。
- 表記の件、○月○日までにご都合のほどお聞かせいただければ幸いです。
「お聞かせください」の言い換え
「お聞かせください」の言い換えには次のような言葉があります。
何かを「教えてほしい」という意味の時は、こうした言葉に言い換えることもできます。
>>「教えてください」をメールで敬語表現にするには?社内・社外・上司・お客様への伝え方!
【言い換え例文】
- お気づきになった点などをご教授くださいますようお願いいたします。
- 明日の会議の詳細をご教示頂けますでしょうか。
- 他に、ご要望がございましたらご教示ください。
- ぜひ将棋のご指南をお願いいたします。
- ご住所をお教え願えますか?
- 連絡先をお教えいただけますか?
まとめ
「お聞かせください」は「聞かせて」「聞かせてくれ」「教えてくれ」といったことを敬語で表した言葉です。
意見などを聞かせてほしいというお願いの時に使うことができる言葉です。
敬語なのでそのまま使って大丈夫ですが、目上の人やお客様などに、できるだけ丁寧に伝えたい場合は「お聞かせ願えますか」などの表現に変えて使うとよいでしょう。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!