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いざ履歴書を書こうとしても思い出せずに書けない。書けないから転職活動が進まない。そんな経験はありませんか?
私は大手転職エージェントのキャリアコンサルタントとして、数多くの履歴書の添削指導を行ってきました。
履歴書には、正確な職歴を書くのが基本です。
しかし、「何度も転職をしているので、正確な時期を覚えていない」「脱サラした自営業が失敗。
再びサラリーマンに戻りたいが、会社員時代の経歴を思い出せない」などと、過去の経歴を思い出せず困っている人は少なくありません。
ここでは、履歴書に正確な職歴が書けない・思い出せない人のために具体的な対処方法についてご紹介をしたいと思います。
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目次
嘘の履歴は経歴詐称!?
転職回数が複数回になると、事実を正確に記載できなくなる人も増えてきます。
「思い出せないものは仕方がない」「多少のズレは許容範囲だ」などと、安易に考えてはいけません。
学歴や職歴を偽ることは経歴詐称と言いますが、裁判の判例によれば重要な経歴(学歴や犯罪歴の詐称)に関する詐称は、懲戒解雇の正当な理由として認められています。
中小零細企業であればともかく、上場企業など信用が問われる会社では、調査会社を使って過去から現在に至るまでの経歴を確認するケースがあります。
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正確な経歴を調べる方法
それでは経歴が正確ではないために、転職が難しくなる事態を避けるにはどうすればよいでしょうか?
ここで、自分の正確な経歴を調べる方法について、いくつかの方法をご紹介したいと思います。
1.ハローワークで確認する
雇用保険に加入していたということは、その期間は雇われて労働に従事していたということです。
ハローワークで経歴を確認することができます。
管轄するハローワークに行き、必要な用紙に記入して本人・住所を確認できるものを提出すれば、過去の雇用保険に加入していた時期をプリントアウトして渡してくれるでしょう。
2.日本年金機構で確認する
日本年金機構が運営するねんきんネットでは、パソコンやスマートフォンから、これまでの厚生年金・国民年金等の記録照会が可能です。
利用登録の際に、年金番号とメールアドレスを入力して申請をします。
保険加入時の会社名などが分かるようになっていますので、具体的な職務経歴を思い出すことに役立つでしょう。
3.過去の源泉徴収表を確認する
源泉徴収表があれば、給与を支払った会社名が記載されていますので、職歴を思い出すきっかけになる可能性が高いでしょう。
4.給与明細書や銀行通帳を確認する
銀行の預金通帳からも勤務先からの支払いを確認することができます。
具体的にいつからいつまで給与が振り込まれていたかによって、勤続期間が分かることもあります。
また、給与明細があれば当時の職歴を思い出すことに役立つでしょう。
5.勤務していた同僚・会社に確認する
連絡が取れる同僚などがいれば、いつからいつまで働いていたかを聞いてみることで、うる覚えだった記憶がはっきりすることがあるかもしれません。
もちろん、勤務していた会社の人事部に問い合わせるなどして雇用期間を尋ねる方法もあります。
転職回数が多い人のための履歴書を書くテクニック
ここでは、転職回数が多い人のために、
履歴書の経歴をプラスに変えるためのちょっとしたテクニックを伝授したいと思います。
1.職歴をまとめて記載する
正社員での経歴を確認することはできても、アルバイトやパートだった期間についてはあいまいな人も少なくありません。
正社員以外の経験については、経歴をまとめて記載をしましょう。
たとえば、「調理スタッフとして1年、接客・販売スタッフとして1年間の経験がございます」と、ひとまとめにして記載をしておきます。
その際、「資格の勉強のため期間を決めてアルバイトをしていた」といったように、前向きな理由を用意しておきましょう。
そうすることで、「なぜ、アルバイトをしていたのか?」といった質問にもスムーズに答えることができるはずです。
2.自己PRや志望動機を充実させる
あまりおすすめではありませんが、これまでご紹介した方法のいずれを試したとして、それでもどうしても思い出せないときは、ひとまず仮の年月日を履歴書に記載しておくことになります。
経歴詐称だと指摘されることが心配で仕方がない場合は、
「古い情報なので記憶があいまいになっている箇所があるかもしれません。修正箇所が分かればすぐに対応いたします」
と、面接の場でワンクッション入れておくと、後になって経歴に誤りが見つかったとしても「あの時話をしていたな」と、最小限のダメージで済ませることができるはずです。
その上で、自己PR欄や志望動機の欄を充実させて、入社意欲と貢献度の高さを訴えかけることを忘れないようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
普段は意識することが少ない自分の経歴ですが、転職活動では欠かすことのできない大事な情報です。
本記事でご紹介した方法で過去の経歴を探り当て、誤差のない正確な経歴書を作成できることを願っています!