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暦の言葉を見ていると、「鱖魚群」という表記に出会うことがあります。

「鱖魚群」は、二十四節気では大雪(たいせつ)の候にあたります。

山だけでなく平地にも冬の気配が強まり、冷え込みや雪の知らせに本格的な冬を感じる時期です。

今回は、「鱖魚群」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「鱖魚群」の意味とは?

「鱖魚群」とは、鮭が群れをなして川を上る頃という意味です。

「鱖魚群」は、「さけのうおむらがる」と読みます。

海で育った鮭が、産卵のために生まれた川へ群れをなして戻り、上流へ向かう頃を表しています。

このように魚が川を上ることを遡上(そじょう)といい、次の世代へ命をつなぐための力強い営みです。

項目 内容
言葉 鱖魚群
意味 鮭が群れをなして川を上る頃
読み方 さけのうおむらがる
分類 七十二候
時期 12月16日頃から12月20日頃

「鱖魚(けつぎょ)」は中国に生息する淡水魚で、日本にはいません。

そのため日本では、群れて川を遡上する姿がよく知られる鮭を当て、「さけのうおむらがる」と読ませています。

鮭の遡上の時期は地域や魚種、河川によって異なりますが、冬の入り口に豊かな水辺の営みを感じさせる候です。

「鱖魚群」はいつの季節?

「鱖魚群」は、二十四節気の「大雪」の時期にあたります。

時期は、例年12月16日頃から12月20日頃です。

区分 内容
二十四節気 大雪
七十二候での位置 大雪の末候(第63候)
時期 12月16日頃から12月20日頃
前の七十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)
次の七十二候 乃東生(なつかれくさしょうず)

大雪の末候を過ぎると、二十四節気は冬至(とうじ)へ移ります。年の瀬が近づく時期に、川を遡る鮭の姿や冬の食卓に並ぶ魚から、自然の恵みに思いを向けることができます。

「鱖魚群」の由来

「鱖魚群」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。

この候は中国由来の「鱖魚群」に、日本の自然に合わせて鮭の姿を重ねたものです。

「群」は群れをなすことを表します。

日本に伝わった七十二候が、そのままの言葉だけでなく、日本の暮らしになじむ自然の姿と結び付いてきたことがわかります。

「鱖魚群」の使い方・例文

「鱖魚群」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 鱖魚群の候、川を上る鮭に命のたくましさを感じます。
季節の文章 鱖魚群を迎え、冬の川辺では鮭の遡上を思い浮かべます。
暦の説明 七十二候の「鱖魚群」は、鮭が群れをなして川を上る頃を表しています。

季節感を添えたいときに、ぜひ使ってみてください。

「鱖魚群」と大雪の七十二候

「鱖魚群」は、大雪の時期を彩る七十二候のひとつです。

大雪の七十二候 読み方 意味
閉塞成冬 そらさむくふゆとなる 天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃
熊蟄穴 くまあなにこもる 熊をはじめとする動物が穴にこもり、冬ごもりを始める頃
鱖魚群 さけのうおむらがる 鮭が群れをなして川を上る頃

これらの言葉をたどることで、季節が深い冬へ向かう様子を感じ取ることができます。

まとめ

「鱖魚群」は、鮭が群れをなして川を上る頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「さけのうおむらがる」で、二十四節気では大雪の候にあたります。

時期は例年12月16日頃から12月20日頃で、自然界が秋から冬へと少しずつ表情を変えていく時期です。

意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。

この季節を迎えたら、ぜひ「鱖魚群」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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