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お正月が近づくと、年末年始の休暇が楽しみな人も多いと思います。
「さんがにちまで休みだ」
などと言うことも多いですが、この「さんがにち」、よく耳にする言葉ですね。
ですが、改めて文字で書こうとすると、変換しても「三が日」「三ヶ日」など、いくつかの候補が出てくることがあります。
「さんがにち」はどう書くのか、またいつのことを指しているのかなど、「さんがにち」について調べてみました。
今回は、「さんがにち」の正しい漢字は?「元旦・正月・松の内」との違いと祝日扱いはいつまで?についてご説明いたします!
「さんがにち」の正しい漢字は?
お正月の「さんがにち」は、一般的には「三が日」と書きます。
- 三が日
- 三ヶ日
- 三箇日
いずれも正しい書き方ですが、「三が日」とするのが一般的ですので、これで覚えておくと安心でしょう。
「三賀日」などとおめでたい漢字を当てている場合もありますが、これはわざとお正月らしさを出すための当て字ですので、正式な漢字とは言えません。
「三が日」の意味
「三が日」は正式には「正月三が日」と言います。
ですが、他の月に「三が日」という言葉はまず使いませんので、「三が日」=一月の三が日ということになっていますので、「正月」はつけなくても大丈夫です。
「三が日」は毎年の、1月1日から3日までの三日間のことを指します。
この期間は、年始を祝っておせち料理を食べたりお屠蘇を飲んだりします。
また、企業や官公庁もお正月休みになります。
12月28日に仕事納めをして、29日からこの「三が日」まで6連休になることが多いでしょう。
「三が日」は1月1日~3日のことであると覚えておきましょう。
会話の中やニュースなどでもよく使う言葉です。
【例文】
- 参拝客三が日に集中することのないよう、この神社では初詣の期間を延長することにした。
- 来年は三が日に休業する店が増えるそうだ。
- 三が日もすぎれば混雑も解消されるので、4日にバーゲンに行こう。
- 三が日はだらだら寝ているうちに終わってしまった。
- 三が日が過ぎたら、気持ちを引き締めて新しい仕事に取り掛かろう。
「元旦・正月・松の内」との違いは?
「三が日」以外にもお正月のことを指す言葉がいろいろありますね。
「元旦」「松の内」、それにそのものズバリの「お正月」という呼び方もあります。
それぞれいつのことを指しているのかなど、これらの違いは
- 「三が日」は「1月1日から3日」
- 「元旦」は「元日の朝。または元日」
- 「正月」は「三が日、または松の内。または1月20日まで」
- 「松の内」は「1月1日から7日または15日」
となります。
全部違っていますね。
「三が日」はわかりやすく、年が明けてから3日いっぱいまでのことを指します。
「元旦」は「元日(1月1日)」という意味でも使われますが、実はその元日の「朝」というのが元々の意味です。
年賀状は早めに出しておけば元日の午前中に届くことが多いので、よく「○年元旦」などと書かれますね。
逆に考えると、2日以降に届く年賀状には「元旦」だけでなく「元日」も不適切ということになりますので、遅くなりそうな時は他の言葉に変えた方がよさそうです。
さて、次の「正月」というのは一番ざっくりとした意味の言葉です。
「正月」は本来は旧暦1月の別名であり、新暦でも1月のことを「正月」とも言いました。
ですが、現在「正月」という場合は、1月いっぱいではなく「三が日」か「松の内」のことを指すことがほとんどです。
地方によっては20日までとすることもあります。
様々なお正月行事のある間という感じで、場合により「正月」の指す期間は違います。
最後の「松の内」は、関東では1月1日から7日、関西では15日までです。
門松を飾っている間の期間という意味です。
混在している地域もあり、場所によって「松の内」がいつまでかは違ってきますので、自分の住んでいる地域の「松の内」を確かめてみるといいかもしれませんね。
祝日扱いはいつまで?
「三が日」はお正月の3日までということでした。
これは祝日に当たるのでしょうか?
実は、お正月の祝日というのは元日のみなんです。
年末年始は当然休みになるので全部祝日かな?と思いがちですが、昭和23年に制定された「日本国民の祝日に関する法律」では、年末年始の祝日は元日(1月1日)のみとなっています。
一般に12月29日~1月3日は休みになりますが、これは国や役所、学校などの休日ですね。
国や地方自治体の条例によって決められたものです。
それに一般企業でもならっているところが多いので、「12月29日から1月3日は休み」ということになっているのです。
現代では年末年始のあり方もいろいろで、企業によっては独自に休みの期間を設けていることもありますし、年中無休で元日も営業しているお店も多いですよね。
あまり意識したことはないかもしれませんが、法律で定められた「祝日」という扱いになっているのは「1月1日」だけであるということです。
まとめ
「三が日」について理解を深めていただけたでしょうか。
しょっちゅう耳にする身近な言葉ですが、意外と「三が日」と自信を持って書けなかったりしますよね(笑)。
ぜひこの機会にしっかり覚えておいてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!