時候の挨拶

「秋雨の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「秋雨の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「秋雨の候」とは秋に使いたい時候の挨拶の1つです。

では「秋雨」が降る季節とはいったいいつからいつまでなのでしょうか。

今回は「秋雨の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について詳しく解説していきます。

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「秋雨の候」の時期はいつからいつまで?

9月下旬から10月上旬にかけて使う事の出来る時候の挨拶です。

目安としては「秋雨前線が通過する時期」となりますが、地域によって差が出ますので、送り先の気象情報などを事前にチェックするのがおすすめです。

「秋雨の候」の意味と読み方

「秋雨の候」は「秋雨前線が近づき、しとしとと雨が降る季節になりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「しゅううのこう」です。

つい「あきさめのこう」と読んでしまいがちですが、時候の挨拶に使われている漢字は音読みが基本となっています。

間違って覚えやすい言葉ですので、お気を付けください。

ともすれば憂鬱に思ってしまう秋の長雨を風情たっぷりに表現した日本ならではの時候の挨拶ですね。

「秋雨の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 秋雨の候、貴社におかれましてはいよいよご盛栄のこと、慶賀の至りに存じます。
  2. 拝啓 秋雨の候、貴社ますますご繁栄の由、大慶に存じます。
  3. 拝啓 秋雨の候、貴社いよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。

【結び】

  1. 長雨続く季節ではございますが、貴社ますますのご繁盛を心よりご祈念いたします。
  2. 一雨ごとに秋の気配深まる季節、御社の皆様方におかれましてもどうぞ実り多き秋をお迎えください。
  3. 木々も美しく色づく季節、御社ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 秋雨の候、〇〇様におかれましてはますますご健勝のこと、何よりに存じます。
  2. 拝啓 秋雨の候、ご一同様にはいよいよご隆盛の段、心よりお慶び申し上げます。
  3. 拝啓 秋雨の候、〇〇様にはご健勝のことと拝察いたしております。

【結び】

  1. 日毎秋の気配深まる時節です、寒暖差も激しくなってまいりますのでお体には十分ご留意ください。
  2. 街路樹も美しく色づく季節、皆様秋を満喫されますよう心よりお祈り申し上げます。
  3. 吹く風爽やかな秋、どうぞ変わらずご壮健にお過ごしください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 深まる秋の美しさを感じる季節、お変わりなくお過ごしでしょうか。
  2. 山の木々が色濃く染まる好季節、○○様におかれましてはお元気でいらっしゃいますか。
  3. ススキの穂が風にそよぐ季節となりました。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 秋の夜長を体感できる季節となりました。くれぐれもお風邪など召されませんようお気を付けください。
  2. 虫たちの合唱が聞こえる季節、寒さも増してまいりますのでどうぞお体にお気を付けください。
  3. 各地でお祭りも盛んに開催される時節、実り多き秋をお過ごしください。

「秋雨の候」以外の時候の挨拶

まとめ

しとしとと降る細雨が容易に想像できるような美しい秋の時候の挨拶ですね。

朝晩の気温差も激しくなる時期ですので、相手の体調を気遣う言葉をプラスすると柔らかな印象になりますよ。

季節の移り変わりに敏感な日本ならではの美しく繊細な表現ともいえるのではないでしょうか。

秋雨前線の便りがメディアなどから聞こえ始めたらぜひ使ってみてくださいね。

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