時候の挨拶

「桃花の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「桃花の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「桃花の候」は春に使いたくなる時候の挨拶の1つですが、正しい使用時期をご存じでしょうか。

桃の花が咲く時期をなんとなくは知っていても正確に覚えているという方は意外と少ないかと思います。

今回は「桃花の候」についていつからいつまでが使用時期なのか、はもちろん結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

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「桃花の候」の時期はいつからいつまで?

「桃花の候」は暦の目安となる七十二候の1つである「桃始咲」に使う事が出来る時候の挨拶です。

3月10日から3月14日頃までの非常に短い期間ではありますが、春の訪れを本格的に感じ、その喜びを伝える美しい言葉です。

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「桃花の候」の意味と読み方

「桃花の候」は「桃の花が美しく可憐に咲く季節となりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「とうかのこう」です。

「桃の花」という言葉が使われていますが、桃の節句である3月3日を指す時候の挨拶ではありません。

つい間違えて覚えてしまいがちですのでお気を付けください。

「桃花の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 桃花の候、貴社ますますご隆昌の段、心よりお喜び申し上げます。
  2. 拝啓 桃花の候、貴社におかれましてはいよいよご繁盛の由、大慶に存じます。
  3. 拝啓 桃花の候、貴社には一層のご躍進、心よりお喜び申し上げます。

【結び】

  1. 春霞漂う時節、貴社におかれましても更なるご活躍をご祈念いたします。
  2. 春風暖かい季節、貴社ますますのご発展と皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
  3. 春光美しく感じる季節、貴社いよいよのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 桃花の候、〇〇様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしの事と存じます。
  2. 拝啓 桃花の候、〇〇様より一層のご躍進、心よりお喜び申し上げます。
  3. 拝啓 桃花の候、御一同様におかれましてはますますご繁栄の事と存じます。

【結び】

  1. 春日和続く時節、○○様におかれましてもどうぞ変わらずご壮健にお過ごしください。
  2. 野山の若草が眩しい時節となりました。ご一同様におかれましてもますますのご発展をお祈り申し上げます。
  3. 吹く風に爽やかな香り感じる季節、○○様におかれましては更なるご活躍をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 花粉のニュースも聞かれる季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
  2. 衣替えも始まる季節ですが、お風邪などひかれていませんか。
  3. 街中の草花に春色感じる季節となりました。〇〇様も変わらずお元気でお過ごしの事と存じます。

【結び】

  1. 春到来とともに、○○様にも多くの幸せが訪れますようお祈り申し上げます。
  2. 菜の花の可憐さ眩しい季節です。お風邪などひかれませんようお気を付けください。
  3. 花どきで天候も変わりやすい季節です。くれぐれもお体にはお気を付けください。

「桃花の候」以外の時候の挨拶

まとめ

ピンクや白の美しい桃の花が咲き誇れば、まさに春本番の様相となりますよね。

吹く風も暖かく、冬の寒さから解放された喜びを存分に表現できるのが「桃花の候」です。

寒暖差から体調を崩しやすい季節でもありますので、相手の体調を気遣う言葉とセットで使うのがおすすめです。

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