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「通例に従う」
「通例○○だ」
このように使われる「通例」は、ビジネスシーンやニュースなどでも何かと用いられる言葉です。
行事や仕事の手続き、日常のさまざまなことなど、広く使われる言葉なのでぜひ意味や使い方をしっかり理解しておきましょう。
今回は、「通例」の意味とビジネスでの使い方!「通例通り」とは?|例文つきについてご説明いたします!
「通例」の意味
「通例」は「その社会での一般のならわし。通常のやり方」という意味です。
「つうれい」と読みます。
「通」は「通る」や「通り」という字ですが、「広く行われていること」という意味もあります。
「例」は「ならわし」の意味です。
「通例」は、広く一般に行われているならわし」ということです。
その社会で、一般的なならわしや普通のやり方であるということです。
また、副詞的に用いて、「一般に。通常は」という意味で使うこともあります。
>>「慣例」の意味と使い方!「慣例に従う・慣例に倣う」とは?|例文
「通例」のビジネスでの使い方
「通例」は「その社会での一般的なやり方」という意味や、「普通は」という意味で使いますので、ビジネスシーンでも用いられることが多い言葉です。
「○○するのが通例だ」なら、「○○するのが当然だ」「普通は○○するものだ」という意味になります。
「通例○○である」なら、「いつもは○○だ」「一般的には○○だ」といった意味になります。
- 謝罪するのが通例だ
- 通例水曜が休みだ
など、仕事をする上で使う機会も何かとある言葉です。
「いつも通りです」「普通はこうします」などと言うよりもきちんとしたかたい印象になるので、ビジネスシーンで使いやすいと言えるでしょう。
もちろん、「一般的なやり方」という意味なので、特殊な例や臨時のやり方の時には使いません。
「通例通り」とは?
「通例」の使い方の一つに「通例通り」があります。
「通例通り」は「一般的なやり方の通り」という意味です。
世間一般で普通のやり方の通りに、ということです。
例えばイベントを行う時に、新しいやり方ではなく例年通りのやり方で開催したいという時に「通例通りに行う」などと使います。
「通例通り」がいいことなのか悪いことなのかは場合によります。
ですが、このような時に「今まで通りにしよう」とか「去年までと同じでいいよ」などと言うと消極的な印象になりますが、「通例通り」とすることでうまく言い換えられますね。
他にも「通例に従う」「通例にのっとる」「通例化する」などの使い方があり、いずれもその社会での一般的なやり方、通常の例の通りに物事を行うと言うときに使います。
>>「恒例」の意味と使い方!「恒例行事」とは?「慣例」との違いも解説
「通例」の例文
- このようなミーティングには全員参加が通例だ。
- ビジネスメールの書き出しでは「拝啓」などは省略するのが通例だ。
- 会社の通例で、2年ごとに全国の支店間で転勤することになっている。
- 日本では契約の際に印鑑を押すのが通例となっている。
- 委員会は通例通り五人体制で運営する。
- 詳しいことはわからないが、通例に従ったまでだ。
- あの店は通例5時には閉まる。
- 通例、月曜日に朝礼を行う。
「通例」の類義語
「通例」の類義語には次のようなものがあります。
- 習わし(しなれて、または世に繰り返し行われて、しきたりとなったもの)
- 定例(いつも通りのしきたり、決まり)
- 恒例(いつも決まって行われること)
- 慣例(それが普通となっている例)
- しきたり(昔からのならわし)
- 大抵(ほとんど全てに及ぶさま。たいがい)
- いつも(いつでも、普段)
- なべて(おしなべて。概して。一般に)
- 普通(それが当たり前であること。たいてい)
「通例」の対義語
「通例」の対義語には次のようなものがあります。
- 異例(いつもの例と違うこと。例のない珍しいこと)
- 特例(特別な例。特にもうけた例外)
まとめ
「通例」は「「その社会での一般のならわし。通常のやり方」という意味です。
「通例に従う」「○○が通例だ」といった使い方で、それが普通のやり方であること、いつものやり方通りに行うことなどを表せます。
また、「通例◯◯だ」などとして、「普通は」「一般的には」と副詞的な使い方もできます。
ビジネスシーンで何かと使われるので、ぜひお覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!