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暦や季節の言葉を見ていると、「うぐいす鳴く」という表現に出会うことがあります。

春の始まりを感じさせる、やわらかく美しい言葉ですよね。

「うぐいす鳴く」は、七十二候の一つで、正式には「黄鶯睍睆」と書きます。

今回は、「うぐいす鳴く」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「うぐいす鳴く」の意味とは?

「うぐいす鳴く」は、春の訪れとともに、うぐいすが美しい声で鳴き始める頃という意味です。

七十二候では「黄鶯睍睆」と表記されます。

項目 内容
言葉 黄鶯睍睆
読み方 うぐいすなく
意味 うぐいすが美しく鳴き始める頃
分類 七十二候の第二候、立春の次候
時期 2月9日頃から2月13日頃

「うぐいす鳴く」は、まだ寒さが残る中で、春を告げる鳥の声が聞こえ始める季節を表しています。

実際には地域によって初鳴きの時期は異なりますが、暦の上では立春を過ぎ、少しずつ春の気配が濃くなっていく頃にあたります。

>>七十二候一覧・意味・読み方

「うぐいす鳴く」の読み方

「うぐいす鳴く」は、「うぐいすなく」と読みます。

七十二候の表記では「黄鶯睍睆」と書きますが、こちらも読み方は「うぐいすなく」です。

表記 読み方 補足
うぐいす鳴く うぐいすなく 意味が伝わりやすい書き方
黄鶯睍睆 うぐいすなく 七十二候で用いられる正式な漢字表記
鶯鳴く うぐいすなく 季節の文章などで使いやすい表記

「黄鶯」の「鶯」はうぐいすのことです。

「睍睆」は、鳥の鳴き声がよいこと、美しい声で鳴くことを表す言葉です。

そのため「黄鶯睍睆」は、単にうぐいすが鳴くというだけでなく、うぐいすが美しい声でさえずるという意味合いを持っています。

「うぐいす鳴く」はいつの季節?

「うぐいす鳴く」は、二十四節気の「立春」の次候にあたります。

時期は、例年2月9日頃から2月13日頃です。

区分 内容
二十四節気 立春
七十二候 次候・第二候
時期 2月9日頃〜2月13日頃
前の七十二候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)
次の七十二候 魚上氷(うおこおりをいずる)

2月上旬から中旬というと、まだ冬の寒さが続いている地域も多いでしょう。

しかし、暦の上では立春を迎え、自然の中では少しずつ春の準備が始まっています。

梅の花がほころび、鳥の声が聞こえ始めると、寒さの中にも春が近づいていることを感じられますね。

「うぐいす鳴く」の由来

「うぐいす鳴く」は、七十二候の「黄鶯睍睆」に由来します。

七十二候とは、一年を約五日ごとに七十二に分け、気候や動植物の変化を短い言葉で表した暦です。

「黄鶯睍睆」は、その七十二候の第二候にあたります。

言葉 由来・意味
黄鶯 うぐいすを表す漢字。春を告げる鳥として親しまれてきた。
睍睆 鳥の鳴き声が美しいことを表す言葉。
うぐいす鳴く 春の訪れとともに、うぐいすがさえずり始める頃。
七十二候 自然の変化を約5日ごとに表した暦の区分。

うぐいすは、古くから春を知らせる鳥として愛されてきました。

別名を「春告鳥(はるつげどり)」や「報春鳥(ほうしゅんちょう)」ともいいます。

その名の通り、うぐいすの声は「春が来た」と知らせてくれるものとして、和歌や俳句、絵画などにも多く登場してきました。

うぐいすはなぜ春の鳥とされる?

うぐいすが春の鳥とされるのは、早春に美しいさえずりを聞かせることからです。

「ホーホケキョ」という声は、多くの人にとって春を思い浮かべる代表的な音ではないでしょうか。

ただし、春の初めのうぐいすは、まだ鳴き方が上手ではないこともあります。

「ホー、ホケ?」「ホーホー、ケキョ」といった練習中のような鳴き方をすることがあり、これを「ぐぜり鳴き」と呼ぶことがあります。

言葉 意味
春告鳥 春の訪れを知らせる鳥という意味の、うぐいすの別名。
初音 その年に初めて聞くうぐいすの鳴き声。
ぐぜり鳴き 本格的なさえずりになる前の、練習のような鳴き声。
梅に鶯 取り合わせのよいもの、美しい春の情景を表す言葉。

うぐいすの声が少しぎこちなく聞こえるのも、春の始まりならではの趣です。

完璧な「ホーホケキョ」だけでなく、まだ練習中のような声にも、季節が動き出す楽しさがありますね。

「うぐいす鳴く」の使い方・例文

「うぐいす鳴く」は、日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイ、カレンダーの文章などでは、春の訪れを表す表現として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 うぐいす鳴く頃となり、少しずつ春の気配が感じられるようになりました。
季節の文章 うぐいす鳴く季節、梅の花もほころび始めました。
暦の説明 立春の次候は「黄鶯睍睆」といい、うぐいすが鳴き始める頃を表します。
俳句・短文 うぐいす鳴く朝、庭先に春の光が差し込んだ。

「黄鶯睍睆」は難しい表記ですので、一般向けの文章では「うぐいす鳴く」と書くと意味が伝わりやすいでしょう。

一方で、暦の説明をする場合は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」と併記すると、正式な表記もわかりやすくなります。

「うぐいす鳴く」と立春の七十二候

「うぐいす鳴く」は、立春の三つの七十二候のうち、二番目にあたります。

立春の七十二候は、春が少しずつ進んでいく様子を表しています。

立春の七十二候 読み方 意味
東風解凍 はるかぜこおりをとく 春風が氷を解かし始める頃
黄鶯睍睆 うぐいすなく うぐいすが鳴き始める頃
魚上氷 うおこおりをいずる 割れた氷の間から魚が現れる頃

春風が氷を解かし、うぐいすが鳴き、魚が動き出す。

この流れを見ると、立春の間にも季節が少しずつ進んでいることがわかります。

まとめ

「うぐいす鳴く」は、七十二候の「黄鶯睍睆」をわかりやすく表した言葉です。

読み方は「うぐいすなく」で、意味はうぐいすが美しい声で鳴き始める頃ということです。

二十四節気では立春の次候にあたり、時期は例年2月9日頃から2月13日頃です。

うぐいすは「春告鳥」とも呼ばれ、古くから春の訪れを知らせる鳥として親しまれてきました。

まだ寒い時期ではありますが、「うぐいす鳴く」という言葉を知ると、鳥の声や梅の花に春の兆しを感じやすくなりますね。

暦の言葉は、季節を少し丁寧に味わうための手がかりになります。立春の頃には、ぜひ「うぐいす鳴く」という美しい表現を思い出してみてくださいね。

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