※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「有志を募る」
「有志一同」
このように使う「有志」という言葉をご存知でしょうか。
学生時代に学園祭などで「有志募集」があったり、社会人になっても会社で「有志」を募る、「有志」で何かするということがあります。
この「有志」とは、どのような人のことを言うのでしょうか。
仕事や、冠婚葬祭時にも使うことがありますのでぜひ確認しておきましょう。
今回は、「有志」の意味と使い方!「有志一同」とは?ボランティアと違いはある?|例文についてご説明いたします!
こちらも読まれています▽
「心ばかり」の意味と使い方!封筒やポチ袋・のしの書き方やマナーは?>>
「有志」の意味
「有志」は「ある物事にこころざしや関心を持っていること、またその人」という意味です。
「ゆうし」と読みます。
「こころざし(志)」が「有る」と書きますね。
「こころざし」は、心に決めた目標や、ある方向を目指していく気持ちのことです。
ある事柄について関心や意志を持っていることや、そのような人々の集団のことを「有志」と言います。
「有志」の使い方
「有志」は、あることに関心や意志、興味を持っているということを意味します。
多くは、そのような関心を同じくする人の集まりという意味で使います。
- 有志を募る
- 有志を集める
といった使い方は、行事の際に一緒に何かをやろうという気持ちを持った人を集めるという意味でメンバー募集のような意味合いで用いられることが多いです。
「有志」の例文
- 有志を集めてこの企画を成功させよう。
- 若手社員の有志が立ち上げた勉強会に参加する。
- この運動に参加する有志を募る。
- 文化祭で来校者に案内をする有志を募集する。
「有志一同」とは?
「有志」には「有志一同」という使い方も多いのですが、これは特にお祝いやお香典、寄付といったお金をおくるときに用いられています。
- 御祝 営業部有志一同
- 御霊前 ○○会有志一同
といった風にお祝いやお香典の表書きに一般的に使われていますが、厳密には誤りとされています。
「有志」は「関心を同じくする人々」、「一同」は「居合わせた仲間」という意味です。
「有志」「一同」はどちらも「人々」という意味で、二重表現になります。
一般的に用いられているのであまり問題にはならないでしょうが、
正確には「○○会 有志」「○○会 一同」とどちらか一方にしておくとよいでしょう。
「有志一同」や「有志」「一同」では、誰からのものかわからないという問題があります。
例えばお香典の時に「有志」と書いてあっても、遺族には「有志」のメンバーが誰と誰なのか、ということがわからないかもしれません。
内祝いや香典返しを送るときに困ってしまうので、「有志」の時は次のような心遣いが必要です。
- メンバーそれぞれの名前や住所を書いた紙を内袋に入れる
- 「香典返しは不要です」などと記載したり、その旨を書いた手紙を同封する
- 口頭で本人や遺族に伝える
冠婚葬祭は何かと慌ただしく忙しいものです。
受け取った方が困らないように配慮しましょう。
こちらもチェック▽
「鬼籍に入る」の意味とは?「鬼籍」の使い方と語源を解説!>>
「ボランティア」と違いはある?
さて、「有志」は、あるこころざしを持ったメンバーのことですね。
「ボランティア」も、何かを自分からやろうと集まってくる人のことを言いますので、とても似ています。
この「有志」と「ボランティア」の違いは次のようになります。
- 「有志」は「一緒に何かをやりたいと思う人々」
- 「ボランティア」は「他人や社会に貢献したいと思う人々」
どちらも自発的に何かをやりたい、同じこころざしを持った人と一緒に活動したい、という気持ちを持って活動することですので、「有志」と「ボランティア」は類義語です。
ただ、「有志」は「無償で奉仕活動をする人々」というだけに限らず、「同じ意志や関心を持つ人々」という意味で広く使われます。
「ボランティア」の方は、無償で参加する「社会事業」「奉仕活動」「慈善事業」といった、困っている人を助ける活動をすることを指します。
「有志」の中に「ボランティア」が含まれているという関係です。
「有志」の類義語
「有志」の類義語には次のようなものがあります。
- ボランティア(自分から進んで社会活動などに無償で参加する人)
- 同志(志を同じくする者)
- 有志者(ある事についての、意見、意志、目的などをもつ人)
- 志願者(ある事を望み、願い出る人)
まとめ
「有志」は「ある物事にこころざしや関心を持っていること、またその人」という意味です。
「有志を募る」などの使い方をします。
ボランティアのような無償の社会活動、また何かを一緒に行う仲間という意味でも使われます。
厳密には誤りとされますfが、「有志一同」という使い方も一般的ですね。
「有志」の意味を正しく理解して、使ってみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!