時候の挨拶

「慈雨の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「慈雨の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「慈雨の候」は春に使いたい時候の挨拶の1つですが、「慈雨」と呼ばれる雨が降るのはいったいいつ頃なのでしょうか。

この言葉自体を初めて聞いたという方も多いかと思います。

今回は「慈雨の候」について、いつからいつまでが使用時期なのか、はもちろん結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

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「慈雨の候」の時期はいつからいつまで?

「慈雨の候」は春の終わり頃に使える時候の挨拶です。

時期としては4月の半ば頃から4月の終わり頃までが正しい使用時期となっています。

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「慈雨の候」の意味と読み方

「慈雨の候」は「植物を育む、恵みの雨が降る季節となりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「じうのこう」です。

「慈雨」という言葉自体は夏の季語ですが、時候の挨拶としては晩春から初夏にかけて使います。

その優しい降り方で植物や農作物などを育ててくれることから「慈雨」と呼ばれている春の雨の名前を使った繊細な言葉ですね。

「慈雨の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 慈雨の候、貴社いよいよご多忙の段、心よりお慶び申し上げます。
  2. 拝啓 慈雨の候、貴社におかれましてはますますご隆盛の折、大慶に存じます。
  3. 拝啓 慈雨の候、貴社ますますご清祥の由、お慶び申し上げます。

【結び】

  1. 春名残惜しい時節ではございますが、貴社ますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
  2. 晴天の空眩しい季節、貴社いよいよのご隆盛をご祈念いたします。
  3. 野山の緑目に映える季節となりました。貴社におかれましてもますますのご多忙をお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 慈雨の候、〇〇様におかれましてはよりご繁栄の折、心よりお慶び申し上げます。
  2. 拝啓 慈雨の候、〇〇様一層のご活躍の由、お喜び申し上げます。
  3. 拝啓 慈雨の候、御一同様におかれましてはますますご隆盛の段、大慶に存じます。

【結び】

  1. 五月の空高く見える季節となりました。○○様ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
  2. 過ぎ行く春惜しむ時節、〇〇様におかれましてはより一層ご躍進いただきますようご祈念いたします。
  3. 風爽やかな季節、ご一同様におかれましてはますますのご繁栄をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 小ぬか雨降る季節、春も去ろうとしておりますがいかがお過ごしでしょうか。
  2. 春の空気心地よい季節になりましたね。〇〇様はお元気でお過ごしでしょうか。
  3. 春か訪れ肩の力も抜ける季節ですね。皆様お変わりなくお過ごしの事と存じます。

【結び】

  1. 花の盛りも過ぎました。どうぞ健やかな初夏をお迎えください。
  2. 春もどんどん深まってまいります。〇〇様もお健やかにお過ごしください。
  3. 4月ももう終わりですね。ご健康には気を付けてお過ごしください。

「慈雨の候」以外の時候の挨拶

まとめ

春ならではの雨であり、冬の寒さに耐えた草花達を癒し育てるかのように降る「慈雨」を使った美しい時候の挨拶ですね。

体感的にも視覚的にも春の到来を感じることの出来る時期なので、その春の美しさを共有するという意味も込めて使ってみてはいかがでしょうか。

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