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「春嵐の候」は春に使いたくなる時候の挨拶の1つですが、春嵐が起こる季節とはいつからいつまでを指しているのでしょうか。
なんとなくしか知らないという人も多いかと思います。
今回は「春嵐の候」について、使用時期がいつからいつまでなのかはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。
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「春嵐の候」の時期はいつからいつまで？
「春嵐の候」は暦の上で春の終わり頃となる時期に使う時候の挨拶です。
4月の初め頃から4月終わり頃まで、4月を通して使う事が出来る言葉なんですよ。
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「春嵐の候」の意味と読み方
「春嵐の候」は「天候が変わりやすい、春の時節になりましたね」という意味の言葉です。
読み方は「しゅんらんのこう」です。
つい「はるあらしのこう」と読みたくなってしまいますが正しくは「しゅんらんのこう」ですので覚える際はお気を付けください。
「春嵐」は春先に吹く強い風を指す言葉であり、低気圧の発達によりこの風の後は悪天候へと変わる事が多いと言われています。
春ならではの事象を用いて春到来を共有する美しい言葉ですよね。
「春嵐の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 春嵐の候、貴社ますますご隆盛の段、お慶び申し上げます。
- 拝啓 春嵐の候、貴社におかれましてはいよいよご躍進の折、お慶び申し上げます。
- 拝啓 春嵐の候、貴社には一層ご活躍の事と拝察いたします。
【結び】
- 春たけなわの時節、貴社におかれましてもますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
- 若葉美しく輝く季節となりました。貴社いよいよのご多忙を心よりお祈り申し上げます。
- 新年度で多忙の折、どうぞ貴社の皆様方におかれましてはご自愛専一にてお過ごしいただけますようご祈念いたします。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 春嵐の候、〇〇様には一層ご活躍の事と拝察いたします。
- 拝啓 春嵐の候、〇〇様におかれましてはますますご多忙の由、お喜び申し上げます。
- 拝啓 春嵐の候、〇〇様ますますのご躍進、心よりお喜び申し上げます。
【結び】
- 春風が心地よい季節、〇〇様におかれましては一層のご躍進をお祈り申し上げます。
- 暖かな日が続いております。御一同様におかれましても春の佳き日をお過ごしください。
- 門出の春を迎えお忙しい事と存じますが、ご健康には十分ご留意ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 桜吹雪美しい季節ですね。○○様はいかがお過ごしでしょうか。
- 大きなランドセル姿が見られる季節になりました。○○様は変わらずお元気でお過ごしの事と存じます。
- 春の日差し優しい季節、〇〇様も変わらずご壮健にお過ごしの事と拝察いたします。
【結び】
- 花の盛りも過ぎ初夏の足音も聞かれ始める季節、どうぞお元気でお過ごしください。
- 朧月夜に心静まる季節です、お風邪などひかれませんようくれぐれもお気を付けください。
- 日差し暖かな好季節ですが、花粉の飛散も聞かれ始めました。お体には十分にお気を付けください。
「春嵐の候」以外の時候の挨拶
まとめ
春ならではの変わりやすい天候を端的に表現したのが「春嵐の候」なんですね。
変わりやすい天候で、思わぬ悪天候になることもある春の嵐ですが、この悪天候がより春を深めてくれると考えると前向きな気持ちになることが出来るのではないでしょうか。
天候の変化により体調を崩す人も多い時期でもあるので、体調を気遣う言葉と組み合わせて使うのがおすすめです。