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言葉の意味と使い方

「怒涛」の意味と使い方!「怒涛の日々」「怒涛の展開」とは?|例文

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「怒涛の攻撃」

「怒涛のスケジュール」

こんな風に使う「怒涛」という言葉があります。

静かに落ち着いたことではなく、激しいイメージで使われる言葉ですよね。

新聞や日常でも使われることがあるこの「怒涛」について、いろいろな使い方などを確認しておきましょう。

今回は、「怒涛」の意味と使い方!「怒涛の日々」「怒涛の展開」とは?|例文についてご説明いたします!

「怒涛」の意味

「怒涛」は「荒れ狂う大波」「激しい勢いで押し寄せること」という意味です。

「どとう」と読みます。

「怒」は「怒る」ですが、「勢いが激しい」という意味もあります。

「涛」は「大波。波立つ」という意味があります。

「怒涛」は、波が勢いよく打ち付ける様子を表した言葉なんですね。

そこから比喩的に、物事が強い勢いで迫ってくるということを表すようになりました。

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「怒涛」の使い方

「怒涛」は、大波が勢いよく打ち付けることを表す言葉です。

そこから、比喩的に物事が勢いよく激しく迫ってくるということを表して使われます。

波のような、実際のものが押し寄せてくるということではなく、勢いよく追い上げる、勢いよく攻撃する、目まぐるしく押し寄せるといった意味で、いろいろな場面で使います。

「怒涛の○○」「怒涛の如く」といった言い回しで用いられます。

  • 怒涛のラッシュ(物事が勢いよく集中すること、激しい連続攻撃)
  • 怒涛の追い上げ(激しい勢いの追い上げ)
  • 怒涛のスケジュール(目まぐるしく押し寄せるスケジュール)

などの形で、大波が勢いよく押し寄せるかのように、激しく押し寄せてくる○○、という意味になります。

「怒涛の日々」とは

「怒涛の日々」は「荒れ狂う波のように目まぐるしい日々」という意味です。

荒波のように激しい勢いで日々が過ぎてゆくということで、例えば仕事の繁忙期でしばらくの間とても忙しい! というような時に使えます。

>>「過渡期」の意味は「忙しい」?正しい使い方と「繁忙期」との違い【類義語・対義語】

【例文】

  1. 繁忙期を迎え、怒涛の日々が始まった。
  2. 今週は怒涛の日々だった。
  3. 怒涛の日々を終え、やっとゆっくり寝られる日が来た。

「怒涛の展開」とは

「怒涛の展開」は「荒れ狂う波のように、めまぐるしい展開」という意味です。

波が次々に激しく打ち寄せるように、次々に物事が展開していって息つく間もないといったところです。

例えば漫画や映画などで激しいバトルが次々に続いたり、ストーリーがすごい速さで展開するといった時に使います。

現実世界でも、物事がすごい勢いで展開していくという意味でいろいろな場面で使えます。

>>「ごぼう抜き」の意味と由来は?何人くらい抜かしたら使うの?

【例文】

  1. この映画は終盤の怒涛の展開が話題である。
  2. バトル漫画の怒涛の展開に引き込まれる。
  3. 怒涛の展開についていけない。

「怒濤」との違い

「怒涛」は「怒濤」と書かれて同じように使われていることも多いです。

その違いは何かというと、「怒涛」は「怒濤」の俗字だという点です。

正字が「濤」で、その異体字が「涛」なんですね。

略されているので正式な字体ではないですが「怒涛」の方が簡単なので、こちらが一般的に用いられることが多くなっています。

ですが、正式な字体は「怒濤」なので、辞書によって「怒濤」は載っていても「怒涛」はないということもあります。

四字熟語「疾風怒濤(激しい勢いで押し寄せる様子)」の場合は「濤」の字が用いられることが多いです。

このような違いはありますが、「怒涛」でも「怒濤」でも意味は同じということです。

「怒涛」の例文

他にも「怒涛」のいろいろな使い方を例文で確認しておきましょう。

  1. A選手が怒涛のラッシュでKO勝利をおさめた。
  2. サッカーで、前半に3点取られたが後半に怒涛の追い上げで同点に追いついた。
  3. 今週後半からは怒涛のスケジュールになりそうで恐ろしい。
  4. 青年期は人生における疾風怒濤の時代である。

「怒涛」の類義語

「怒涛」の類義語には次のようなものがあります。

  • 大波(高く大きな波)
  • 荒波(荒れ狂う波。激しい波)
  • 波濤(うねる大波)
  • 激動(激しく変動すること)
  • 波乱(大波が荒れるように激しい変化があり乱れていること)

「怒涛」の対義語

「怒涛」の対義語には次のようなものがあります。

  • さざなみ(細かく立つ波)
  • 小波(小さい波)
  • 安定(激しい変化がなく物事が落ち着いていること)
  • 安寧(社会が穏やかで平和なこと)

まとめ

「怒涛」は「荒れ狂う大波」「激しい勢いで押し寄せること」という意味です。

「怒濤」が正字で、どちらで書いても意味は同じです。

激しく打ち付ける波のように、物事が激しく押し寄せてくるということを表現する言葉です。

ドラマやスポーツなどでの、手に汗を握るようなドラマチックな展開にも使えます。

実際の生活の中では、「怒涛の日々」など、とても忙しい時や大きな変化があった時に使うことができます。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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