※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
夏の終わりをひしひしと感じさせてくれる時候の挨拶が「晩夏の候」です。
気温にも秋の気配を感じる時期にぜひ使いたい言葉ですが、いったいいつからいつまで使うのが正しいのでしょうか。
今回は「晩夏の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
関連 ビジネスメール夏の季節の挨拶と締めの言葉!カジュアルな例文も紹介
関連 「晩夏」とはいつの季語?意味や使い方と「初秋」との違いは?俳句も紹介
「晩夏の候」の時期はいつからいつまで?
「晩夏の候」は暦の上で秋となる立秋(8月7日前後)の直後から8月20日前後まで使う事が出来ます。
この時期は一般的に残暑見舞いを出すタイミングと重なるため、残暑見舞いに晩夏の候と書く人も多いです。
合わせて読みたい▽
>>立秋の意味とは?2023年はいつ?食べ物や行事は?なぜ8月に立秋?
「晩夏の候」の意味と読み方
「晩夏の候」には「夏も終わりに近づきましたね」という意味があります。
読み方は「ばんかのこう」です。
「晩夏」は厳しい暑さも日に日に落ち着いて、少しずつ秋に近づいていくという言葉です。
風情のある秋の足音が聞こえてきそうな、美しい言葉ですね。
合わせて読みたい▽
「晩夏」とはいつの季語?意味や使い方と「初秋」との違いは?俳句も紹介
「晩夏の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 晩夏の候、貴社におかれましては一段とご多忙の段、慶賀の至りに存じます。
- 拝啓 晩夏の候、貴社いっそうご多忙の趣、何よりと存じます。
- 拝啓 晩夏の候、貴社におかれましてはますますご清勝のこととお慶び申し上げます。
【結び】
- 納涼の折ではございますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
- 残暑残る日々、貴社におかれましても変わらずご繁盛なさいますようご祈念いたします。
- 秋の到来もすぐそこまで来ております。貴社の皆様におかれましてもどうぞご壮健でお過ごしください。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 晩夏の候、〇〇様におかれましては一層ご壮健でお過ごしのことと存じます。
- 拝啓 晩夏の候、ご一同様の変わらぬご活躍拝察いたします。
- 拝啓 晩夏の候、〇〇様におかれましては一段とご活躍の段、大慶に存じます。
【結び】
- 残暑厳しい折、ご一同様におかれましてはお体に充分ご留意ください。
- 夏の疲れが出やすい時期、〇〇様におかれましては空わずお健やかにお過ごしください。
- 厳しい暑さも少し緩んでまいりました。体調を崩されませんよう、どうぞご自愛ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 朝晩に秋の気配を少し感じることのできる季節となりましたが、お変わりありませんか。
- まだ高い気温の日が続いていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 立秋を過ぎましたがまだ暑い日が続いております。皆様お健やかにお過ごしでしょうか。
【結び】
- 土用明けの高い気温に草木もうなだれております。〇〇様におかれましてもどうぞ十分にご自愛ください。
- 1日ごとに秋の足音が近づいてくる気がします。季節の変わり目になりますので、どうぞお体にはお気を付けください。
- 残暑の折、残り少ない夏をお健やかにお楽しみください。
「晩夏の候」以外の時候の挨拶
残夏の候
「ざんげのこう」と読み、8月中旬から下旬に使う事の出来る時候の挨拶です。
「残る夏」と書くように、暦上では秋となっていてもまだまだ暑い8月半ばにぴったりの言葉です。
去り行く夏の名残を惜しむかのような繊細で風情のある言葉ですね。
>>「残夏の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文
まとめ
立秋を過ぎても8月はまだまだ高い気温となることも珍しくありません。
そんな時に使えるのが「晩夏の候」です。
夏の終わりと秋の到来の雰囲気を同時に感じることのできる美しい言葉ですが、既に暑さのピークを過ぎている地域へ差し出す時などに使うと違和感の原因となってしまうので注意してくださいね。