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秋にぜひ使いたい時候の挨拶が「白露の候」です。
白露は節気の1つですが、いったいどういう意味を持っているのがご存じでしょうか。
時候の挨拶としての白露の候はいつからいつまでの時期に使えばいいのでしょうか。
今回は「白露の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「白露の候」の時期はいつからいつまで?
9月7日前後の「白露」から、次の節気である「秋分」の9月22日前後まで使う事が出来ます。
「白露の候」の意味と読み方
「白露の候」には「気温も下がり、草木に朝露が光る季節となりましたね」という意味があります。
読み方は「はくろのこう」です。
「露」は「つゆ」と読みたくなりますが、時候の挨拶において漢字は全て音読みをするため、「しらつゆのこう」「はくつゆのこう」などではありませんのでお気を付けください。
夏の暑さもとうに過ぎ、本格的な秋の到来を感じさせる繊細ながらも美しい言葉ですね。
>>ビジネスメール秋の季節の挨拶と締めの言葉・季節の変わり目|カジュアルな例文つき
「白露の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 白露の候、貴社にはますますご多忙のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 白露の候、貴社におかれましてはいよいよご清栄の段、大慶に存じます。
- 拝啓 白露の候、貴社にはいっそうご清勝の由、拝察いたします。
【結び】
- 残暑まだまだ厳しき折、御社ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
- 時折吹く涼やかな風が心地よい時節。貴社いっそうのご多忙をご祈念いたします。
- 秋の足音聞こえてくる時節、御社の皆様方におかれましても実り多き秋をお迎えください。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 白露の候、〇〇様におかれましてはいっそうのご活躍お喜び申し上げます。
- 拝啓 白露の候、ご一同様には一段ご繁栄の事と拝察いたします。
- 拝啓 白露の候、皆様方におかれましてはご壮健の段、何よりと存じます。
【結び】
- ようやく残暑も過ぎ、過ごしやすい季節となりました。〇〇様におかれましてはご健康に十分ご留意ください。
- 朝晩は気温も下がってまいりました。皆様方におかれましてはどうぞご自愛専一にてお過ごしください。
- 夏の疲れが出やすい時節となりました。くれぐれもご自愛いただきますようお願い申し上げます。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 吹く風に秋の香りを感じる時節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 風立ちぬ秋、心地よい風に心洗われる今日この頃ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。
- 虫達も美しく鳴き始める季節となりました。〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
【結び】
- 朝方はもう寒くなってまいります、くれぐれもお体にはお気を付けください。
- 木々も気持ちよさそうにそよぐ季節となりました。どうぞ実り多き秋をお過ごしください。
- 1日ごとに秋の気配濃くなる季節、お風邪など召されませんようくれぐれもお気を付けください。
「白露の候」以外の時候の挨拶
まとめ
草木に露がつくほど朝晩は寒くなる季節に使う時候の挨拶なので、結び文などに相手の体調を気遣う言葉をプラスするのがおすすめです。
秋本番を感じさせるとともに、寒い冬の足音をも意識させる美しい言葉となっており、この時期にしか使うことが出来ないのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか。