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時候の挨拶の1つに「立春の候」というものがあります。
春という漢字が入っているので、実際に春となった4月ごろに使えばいいのでしょうか?
実は春とついていますが使用時期は春ではありません。
今回は「立春の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「立春の候」の時期はいつからいつまで?
その名が表す通り、立春の期間のみ使う事が出来ます。
毎年立春は2月4日前後となり、次の節気の雨水である2月18日前後まで約2週間程使える時候の挨拶です。
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「立春の候」の意味と読み方
「立春の候」には「春の始まりを迎え、あちらこちらに春の気配を感じる季節となりましたね」という意味があります。
読み方は「りっしゅんのこう」です。
暦の上では春と定義される立春を過ぎたことで、春の気配を感じる、といいたい所ですが実際の2月はまだまだ雪景色が広がり冬真っ最中ですよね。
ですが旧暦に基づいている時候の挨拶は1か月のずれがあり、書いていて違和感を感じるかもしれませんが、それで大丈夫なんですよ。
「立春の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 立春の候、貴社におかれましてはますますご多忙ののことと拝察いたします。
- 拝啓 立春の候、貴社にはいよいよご繁盛の趣、慶賀の至りに存じます。
- 拝啓 立春の候、貴社におかれましてはいっそうご清栄の由、何よりと存じます。
【結び】
- まだまだ酷寒の折ではございますが、貴社ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
- 雪深い立春を迎えました。貴社におかれましては一段のご活躍をご祈念いたします。
- 御社に皆様方におかれましては、素晴らしい春をお迎えいただきますようお祈り申し上げます
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 立春の候、ご一同様におかれましてはいっそうご多忙の事と拝察いたします。
- 拝啓 立春の候、〇〇様には一段とご隆盛の由、何よりと存じます。
- 拝啓 立春の候、皆様におかれましてはますますご壮健にお過ごしのことと拝察いたします。
【結び】
- 立春を過ぎましたが急に気温が下がる日もございます。くれぐれもご自愛ください。
- 春の日差しを感じる日も少しずつ増えてまいりました。〇〇様におかれましてもどうぞお健やかにお過ごしください。
- 立春を迎え冬の終わりも近づいてまいりました。くれぐれも健康にはご留意ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 立春を過ぎ、春がすぐそこまで来ていると思うとわくわくしますね。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
- 立春を過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続いておりますが、お風邪など召されてはいないでしょうか。
- 暦の上では春となりましたが、まだまだ雪深い日が続いております。皆様におかれましてはお健やかにお過ごしでしょうか。
【結び】
- 寒い日に、春の陽だまりを待ち遠しく感じる時期ではありますが、どうぞ風邪など召されませんようお気を付けください。
- まだまだ朝晩は冷え込みが厳しい時節です。皆様におかれましては健康にご留意ください。
- バレンタインデーの準備も進む街並みに春の気配を感じる季節です。どうぞ清らかな春をお迎えください。
「立春の候」以外の時候の挨拶
まとめ
暦の上で春となる立春の間にだけ使える時候の挨拶です。
まだまだ冬を体感する季節ですが、春の訪れを待ちわびる気持ちを表現した繊細な挨拶文をぜひ使ってみてはいかがでしょうか。