時候の挨拶

「梅花の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「梅花の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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木に咲く梅の花を連想させる時候の挨拶が「梅花の候」です。

梅の花が咲いたら使えばいいのでしょうか。それとも明確に使用時期が決められているのでしょうか?

今回は梅花の候について、正しい使用時期から意味、シーン別の例文まで詳しくご説明いたします。

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「梅花の候」の時期はいつからいつまで?

多くの時候の挨拶が二十四節気に基づいて作られているのに対し、梅花の候はそうではありません。

なので体感で梅の花が咲き始める時期の2月いっぱい使う事が出来るといえますね。

3月に入ってしまうと梅から桜へと変わっていってしまいますので、梅の花が見ごろを迎えていたとしても3月に使うのはマナー違反です。

「梅花の候」の意味と読み方

梅

「梅花の候」には「寒い日が続きますが、梅のつぼみが膨らみ始める季節になりました」という意味があります。

読み方は「ばいかのこう」です。

梅のつぼみが膨らみ、可憐な花を咲かせる。

春ならではの雄大で美しい風景を想像させてくれる繊細な言葉ですね。

「梅花の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 梅花の候、貴社におかれましてはますますご多忙のこととお慶び申し上げます。
  2. 拝啓 梅花の候、貴社には一段とご壮健の由、、お慶び申し上げます。
  3. 拝啓 梅花の候、貴社におかれましてはいっそうご清祥の趣、慶賀の至りに存じます。

【結び】

  1. 三寒四温の折ではございますが、貴社いっそうのご隆盛をご祈念いたします。
  2. 寒さ残る時節でございます。御社の皆様方におかれましてもどうぞご健康にご留意ください。
  3. 春の訪れが間もなくという時節です。貴社におかれましてもますますのご発展をお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 梅花の候、〇〇様の変わらぬご壮健、お慶び申し上げます。
  2. 拝啓 梅花の候、皆様におかれましてはいっそうご隆昌の段と拝察いたします。
  3. 拝啓 梅花の候、ご一同様いっそうのご活躍、お慶び申し上げます。

【結び】

  1. 立春ではありますがまだ寒さ残る季節です。皆様におかれましてもどうぞくれぐれもご自愛ください。
  2. 本格的な春の到来が待ち遠しい今日この頃。〇〇様には変わらずご活躍いただきますようお祈り申し上げます。
  3. 冬の終わりが見えてまいりました。どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 雪解けも進み、春の気配を感じる時節です。お変わりなくお過ごしでしょうか。
  2. 梅のつぼみが膨らみ始める季節となりました。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  3. 立春を迎えましたがまだ寒い日が続いております。皆様におかれましてはお健やかにお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 寒さに負けず咲き誇る梅のような、ますますのご活躍をお祈りいたします。
  2. 朝晩はまだまだ厳しい冷え込みとなります。どうぞお体にはくれぐれもお気を付けください。
  3. 梅の香り漂う時節、素晴らしい門出を迎えられますようお祈りいたします。

「梅花の候」以外の時候の挨拶

まとめ

つぼみが膨らみ始め、開花も間近という「目に見える」春の訪れを喜ぶ時候の挨拶です。

2月はまだ雪が残っていたり、厳しい寒さとなっている地域もあるので、違和感の原因とならないよう事前に開花情報や気温などをチェックしてから使うのがおすすめです。

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