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「厳密には違う」
「厳密に言うと○○だ」
この「厳密」という言葉は、ビジネスシーンやニュースなど様々なところで使われていますね。
どのような意味の言葉なのか、きちんと確認しましょう。
今回は、「厳密」の意味と使い方!「厳密に言うと」とは?|類義語・対義語・例文についてご説明いたします!
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「厳密」の意味
「厳密」は「細かいところまで落とさず、またいい加減な扱いをせず、きびしいさま」です。
「げんみつ」と読みます。
「厳しい」「密」と書きますね。
まさに字の通りで、厳しく目を行き届かせて細かいさまということです。
誤りや手落ちがないように、隙がない、そうした厳しい細かさを表します。
合わせて読みたい▽
「綿密」の意味と使い方!「緻密」「念密」との違いは?>>
「厳密」の使い方
「厳密」は細かいところまで落とさず、厳しく目を行き届かせるという意味で使います。
- 厳密な○○
- 厳密に○○する
- 厳密さ
などの使い方をします。
- 厳密な検査
- 厳密な区別
- 厳密に計算する
- 厳密に調査する
など、色々と調べたり行なったりすることについて、とても細かいところまで厳しくチェックして間違いのないようにしている、とても細かいところまで正確に行うといった意味を表します。
「厳密」の例文
- この言葉は、漢字四つではあるが成句ではないので、厳密には四字熟語とは言えない。
- 二つの品のデザインは、ほぼ同じだが厳密には異なっている。
- この欄に入力する際は、大文字と小文字を厳密に区別せずに使っても大丈夫です。
- 今回の不祥事を受けて、営業部員の出張経費について厳密な調査が行われることになった。
- この検査には厳密な規格が設定されている。
「厳密に言うと」とは?
「厳密に言うと○○なんです」
「厳密に言うと」という言い回しは、会話の中でもよく使われますよね。
「厳密に言うと」は「細かいところまで正確に言うと」という意味です。
ざっくり言うのではなくて、細かいところまで注意して、間違いのないようにより正確に表現しようとするときに使うフレーズです。
「2時ごろ電話しました」と言うよりも、発信履歴などを確認して「2時ごろ電話しました。厳密に言うと、1時55分です」と言った方が説明がより細かくて正確ですよね。
「厳密に言うと、私の専門は○○の●●についてです」など、誤解のないように細かく説明したいときに使えます。
きちんと細かいところまで正確に言う……ということなので、気軽な日常会話で多用するとしつこい印象になってしまうかもしれませんが(笑)、細かさや正確さが求められるようなビジネスシーンなどではよく使われる言葉です。
例文
- 厳密に言うと、彼は私の親戚と言っても母の従姉妹の夫なので血は繋がっていない。
- 私の身長は約165センチです。厳密に言うと164.8センチです。
「厳密」の類義語
「厳密」の類義語には次のようなものがあります。
- 綿密(やり方が細かくて落ちがないこと)
- 精密(きわめて細かい点まで注意が行き届いていること。細部まで正確で巧みにできていること)
- 緻密(きめ・細工が細かいこと。細かいところまで行き届いていること)
- 細密(細かくもれのないこと)
- 厳格(手加減せず厳しいさま)
- 厳重(いいかげんにせずきびしいこと)
- 入念(細かい点まで十分に注意すること)
- 事細か(こまごまと詳しいさま)
「厳密」の対義語
「厳密」の対義語には次のようなものがあります。
- 粗漏・疎漏(いい加減で抜け落ちたところがあること)
- 杜撰(誤りが多くいい加減なこと)
- ぞんざい(取扱が丁寧でなく乱暴なこと)
- ルーズ(だらしがないさま)
まとめ
「厳密」は細かいところまで落とさず、厳しく目を行き届かせるという意味で使います。
間違いのないように正確に、細かいところまで、という非常に厳しく正確さを求めるような時に使います。
日常のささいなことにはあまり使わない言葉ですが、ビジネスシーンやニュースなどの真面目な場面、正確さが求められる場面ではよく用いられていますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!