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五月晴れの青い空に舞う「鯉のぼり」。
子どもの日が近づくと、各家庭や大きな川、神社やお寺には鯉のぼりが飾られます。
あなたは鯉のぼりの風習がどのようにできたかご存知ですか?
今回は、鯉のぼりの由来から、飾るおすすめの日まで色々と解説していきます。
鯉のぼりを飾る時期やおすすめの日は?いつまで?
実は、鯉のぼりを飾る時期には、はっきりとした決まりはありません。
たいていは、春分の日(3月20日頃)以降から4月の中旬~下旬までに飾ることが一般的とされています。
よく空が晴れて湿気が少ない日で、晴れが続くような日を天気予報でチェックして飾ると良いでしょう。
鯉のぼりは雨に濡れると汚れたり傷んでしまうため、お天気が悪い日はしまっておくご家庭も少なくありません。
ですから、晴れ続きの日を選んだ方が良いでしょう。
鯉のぼりを飾るのにおすすめの日は?
鯉のぼりを飾る日でおすすめなのは、「大安」や「吉日」です。
吉日としては、
などがあり、これらは日数も多いのでおすすめです。
それぞれの吉日に関しては、こちらに詳しく記載されていますのでぜひご覧ください。
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鯉のぼりはいつまで飾るの?
鯉のぼりを片付ける時期は、実は飾る時期と同様に明確な決まりはありません。
早いご家庭ですと、端午の節句である5月5日が終わったらすぐに片付けるという場合もあります。
また鯉のぼりは、飾る時期と同様に、よく晴れてお手入れをしやすい日を選ぶことの方が大切です。
なぜなら鯉のぼりはよくお手入れして乾燥した状態で片付けないとカビが繁殖しやすくなるためです。
端午の節句以降の空は梅雨に向けて湿度が高まり、雨の日が多くなってきます。
飾る時期と同様に天気予報をチェックしておくことが大切みたいですね。
鯉のぼりとは?由来は?
「鯉のぼり」の始まりと言われているのは、江戸時代。
武家社会であった江戸時代の将軍家では男の子が生まれると、家紋が描かれた旗やのぼりを立て、その誕生を祝っていた風習がありました。
やがて武家ではその将軍家の習わしを真似するところが増え、どんどん広がっていきました。
そして男の子が生まれると、武家では「吹き流し」を立てるようになりました。
その後武家から庶民へと広がったその習わしは、かたちを変えて「吹き流し」から「鯉」となっていきました。
そもそも江戸時代は、縁起担ぎが大ブームの時代です。
江戸の庶民は中国の民間伝承になぞり、「鯉の滝登り」の伝説をもとに鯉のぼりという文化を作り上げたのでした。
この「鯉の滝登り」のお話とは、中国の黄河の上流には龍門と呼ばれる大変高く流れの厳しい滝があり、その水の流れを鯉が逆に登り泳ぎ切ったところ、その鯉は龍と姿を変えて天に昇ったというものです。
つまり鯉のぼりという風習は、江戸時代の人々が子どもの成長、子孫の繁栄、魔除けなどの意味を込めて行われた縁起担ぎの一つの風習であったとも言えるものだったのです。
鯉のぼりのかたちの意味
現代の鯉のぼりのスタイルにはそれぞれ意味があると言われています。
それが以下です。
- 風車(一番上につけられているもの)
- 神様へ男児が生まれたというサインを送る
- 風車の音や動きに邪気を払う効果がある
- 五色の吹き流し(筒状の5枚の細長い帯状ののぼり)
- 男児の誕生を神様に伝える
- 五色には魔除けの力がある
- 地域や近所の人々に男児の誕生を伝える
- 中国の陰陽五行説などが由来という説がある
- 鯉のぼり(色や大きさの違う鯉)
- 真鯉・・・父親
- 緋鯉・・・母親
- 子鯉・・・こども という風に家庭円満を表す
このように鯉のぼりは、男児の誕生を神様や地域に知らせ、子どもの成長と家庭円満を願う一つの家庭としての「目印」という意味も持っているものだったことがわかります。
まとめ
鯉のぼりの由来は、江戸時代の将軍家に男児が生まれると縁起を担いで旗やのぼりを立てたことから始まり、武家から庶民へと伝わった結果現代の形になりました。
鯉のぼりを飾る時期も片付ける時期もどちらも特に決まりはありませんが、春分の日以降〜端午の節句の後くらいが一般的で、天気と相談して決めましょう。
また、鯉のぼりは日本独自の文化です。
飾る日は日本古来の縁起日をチェックしてみると良いでしょう。
青い空の下、鯉のぼりを家族でワイワイ飾るとなんだか素敵ですね。