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「深緑の候」は木々の緑が浮かぶような美しい時候の挨拶です。
では草木が深い緑に染まるのは一体いつ頃で、時候の挨拶として深緑の候を使うのはいつからいつまでなのでしょうか。
言葉として知ってはいても詳しく知らないという方も多いかもしれません。
今回は「深緑の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「深緑の候」の時期はいつからいつまで?
6月上旬から6月下旬まで使う事が出来ます。
1か月を通して使う事が出来るため、とても使い勝手の良い時候の挨拶ともいえますね。
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「深緑の候」の意味と読み方
「深緑の候」には「木々の若葉が色濃くなってくる気持ちの良い季節となりましたね」という意味があります。
読み方は「しんりょくのこう」です。
つい「ふかみどりのこう」と読みたくなってしまいますが、時候の挨拶に使う漢字は全て音読みをするので、間違えて覚えてしまわないようお気を付けください。
夏の訪れをひしひしと感じさせるような、美しくも繊細な言葉が使われており、夏の爽やかさと春の終わりを同時に感じさせてくれる時候の挨拶となっています。
「深緑の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 深緑の候、貴社にはいっそうご繁栄の趣、慶賀の至りに存じます。
- 拝啓 深緑の候、貴社におかれましてはますますご多忙の事と拝察いたします。
- 拝啓 深緑の候、貴社には一段とご清勝の段、何よりと存じます。
【結び】
- 初夏の折、御社におかれましてはますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
- 田植えの時節となりました。貴社におかれましてもより一層のご繁盛をご祈念いたします。
- 柔らかな日差し嬉しい季節、御社の皆様方におかれましても爽快な夏をお迎えください。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 深緑の候、〇〇様におかれましてはいっそうご隆盛のこととお喜び申し上げます。
- 拝啓 深緑の候、ご一同様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしのことと拝察いたします。
- 拝啓 深緑の候、皆様にはいよいよご多忙の趣、何よりと存じます。
【結び】
- 山々が緑さらに濃くなる時節、〇〇様におかれましてもどうぞ爽やかな夏をお迎えください。
- 梅雨入りを控えております、どうぞくれぐれもご自愛ください。
- 紫陽花が誇らしげに咲きほこる時節、季節の変わり目でもございますのでどうぞお体にはご留意ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 長雨続きで気分も落ち込みがちな今日この頃、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
- 梅雨の晴れ間が恋しい季節、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 小さな子どもが傘を持つ姿に笑みがこぼれる今日この頃、お変わりなくお過ごしでしょうか。
【結び】
- 梅雨冷えも厳しい時節です、くれぐれもお体にはお気をつけて夏をお過ごしください。
- 梅雨明けの蒸し暑さに負けることなく、お健やかにお過ごしください。
- 1日ごとに暑さが増し、本格的な夏へと近づいております。風邪などひかれませんようくれぐれもお気を付けください。
「深緑の候」以外の時候の挨拶
まとめ
爽やかな初夏の訪れを感じることが出来る美しい時候の挨拶です。
6月いっぱい使用することが出来ますが、地域によっては梅雨入りとなっている場所もあるため、天候情報をチェックしてから使うのがおすすめです。