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日常生活であまり聞きなれない言葉を使った時候の挨拶が「芒種の候」です。
二十四節気で「芒種」を知らないとどうやって読めばいいのかもわからないですよね。
またこの芒種の候を使う時期はいつからいつまでが正しいのでしょうか。
今回は「芒種の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「芒種の候」の時期はいつからいつまで?
6月6日前後から夏至前日の6月20日前後まで使う事が出来ます。
6月には梅雨入りも控えているので、梅雨の地域に出すお手紙には梅雨時期の時候の挨拶を使うのもいいですね。
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「芒種の候」の意味と読み方
「芒種の候」には「芒種を迎え、田植えの時期がきましたね」という意味があります。
読み方は「ぼうしゅのこう」です。
古く日本では芒種に稲の田植えが最盛期を迎え、農家さんが忙しい時期とされてきました。
梅雨入りを控えた時期になりましたね、というニュアンスもあり、6月ならではの雰囲気を醸し出す日本らしい言葉です。
>>「芒種の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文
「芒種の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 芒種の候、貴社におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 芒種の候、貴社にはいよいよご多忙の段、お喜び申し上げます。
- 拝啓 芒種の候、貴社におかれましてはいっそうご繁盛の由、大慶に存じます。
【結び】
- 初夏の香り漂う季節となりました。御社におかれましても更なるご発展をお祈り申し上げます。
- 梅雨の足音も聞こえ始める時節ではございますが、どうぞますますのご活躍をご祈念いたします。
- 田の稲の様に、御社のさらなるご繁栄をお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 芒種の候、〇〇様におかれましてはいっそうご活躍の事と拝察いたします。
- 拝啓 芒種の候、ご一同様におかれましてはご壮健にお過ごしのことと拝察いたします。
- 拝啓 芒種の候、皆様にはいよいよご多忙の段と拝察いたします。
【結び】
- 梅雨入り前の安定しない時期でございます。くれぐれもご自愛ください。
- これから雨が続く季節となります。どうぞ皆様におかれましてはご健康に十分ご留意ください。
- 紫陽花咲き競う時節、〇〇様のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 吹く風に夏の気配も色濃い時節です。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
- 梅雨入りを控えております、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
- 晴れ間が恋しい梅雨時期となりましたが、ご一同様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしのことと存じます。
【結び】
- 連日の雨に気持ちも滅入ってしまいますが、体調などには十分ご留意ください。
- 梅雨冷えする時節です。お風邪など召されませんようお気を付けください。
- 季節の変わり目でございます。皆様くれぐれもご自愛ください。
「芒種の候」以外の時候の挨拶
梅雨晴れの候
「つゆばれのこう」と読み、6月中旬から下旬にかけての梅雨時期に使う事が出来ます。
梅雨の雨の間、つかの間の晴れ間を想像することが出来る、繊細な言葉ですね。
まとめ
現代は時期もどんどん早まっていたりしますが、かつての日本での芒種はまさに稲の田植えの最盛期でした。
今年もその時期を迎えられたことに対しての喜びとともに、やってくる梅雨への懸念も感じることが出来る時候の挨拶となっています。
長雨が続く季節へと繋がりますので、体調を気遣う言葉をプラスすると良い印象へと繋げることが出来ますよ。