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「早々に○○いたします」
「早々に○○していただきありがとうございます」
ビジネスシーンで何かとよく使うのがこの「早々に」です。
スピーディーな対応が求められる仕事の場ではとても使いやすい言葉ですよね。
ですが、「早々に」は使い方を間違ってしまうと失礼になることもあります。
ぜひ確認しておきたいですね。
今回は、「早々に」の意味とビジネスでの使い方!目上の人にも使える?失礼な言い方とは?についてご説明いたします!
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目次
「早々に」の意味
「早々」は「急いで物事をするさま」「その状態になってすぐ」という意味です。
「そうそう」と読みます。
「早々に」などの形で、物事をすぐにすることを表して使います。
「はやばや」と読むこともあり、急いで行うことや普通より早い時期に行うことを表します。
「早々(はやばや)と○○する」のような形で使うことが多いので、「早々に」の場合は「そうそう」と読むのが一般的です。
「早い」という字を重ねますので、そのままの意味ですね。
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「早々に」のビジネスでの使い方
ビジネスで「早々に」を使う場面
「早々に」や「早々」は、ビジネスシーンでもよく使われます。
「早々に○○する」で、すぐに○○する、急いで○○するといったことを表します。
- 自分が急いで行動することを表すときに「早々に○○いたします」
- 他人がすぐに行動してくれたことに感謝を述べるときに「早々に○○していただきありがとうございます」
- その状態になってすぐということを表すときに「○○早々」(帰宅早々など)
このような使い方をすることが多いです。
「早々に発送」は?
「早々にご対応いただき」「早々にご連絡をいただき」「早々にお返事をいただき」といった使い方で、相手がすぐに何かをしてくれたことに感謝を表すことができます。
ビジネスシーン、あるいはネットオークションやフリマサイトを利用するときなどによく見かけるのが「早々にご発送いただきありがとうございます」です。
本来は「ご~いただく」は一つの謙譲語として扱われ、二重敬語ではありませんので正しい使い方です。
「早々にご発送いただき」となるはずですが、「早々に発送いただき」とされることが多いです。
「ご発送」ではなく、「発送いただき」だけで使うことも一般的なフレーズになっていますので失礼ではありません。
気になる場合は「ご発送」としておくとより丁寧でしょう。
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- 「早々にご発送いただき」は二重敬語ではなく正しい使い方なのでOK
- 「発送いただき」だけでも失礼ではないが、「ご発送いただき」の方がより丁寧
「時期早々」は?
「時期早々」という言葉を使っているのを見聞きすることもありますが、これは誤用です。
「時期早々」は「時期尚早」の間違いです。
「時期尚早」は「何かことを行うには早すぎる」という意味です。
「実行するには時期尚早だ」のように使いますので、ビジネスシーンでも何かと用いられています。
耳で聞くと混同しやすいですが、「そうそう」と「しょうそう」の違いがありますので、注意しましょう。
目上の人にも使える?
「早々に」は目上の人への感謝などに使える
「早々に」は、目上の人にも使うことができる言葉です。
ただし、目上の人に使う場合は次のような場合です。
- 相手がすぐに対応してくれたことに対する感謝を表すとき
- 自分がすぐに行動することを表すとき
相手が早い対応をしてくれた時は「早々にご対応いただきありがとうございます」などとします。
失礼になる言い方とは?
気をつけたいのは、目上の人に依頼するときに使うべきではないと言う点です。
「早々にご対応お願いします」
このように使ってしまうと、「急いで対応してください」「すぐやってください」と急かしている意味になり、目上の人に対しては不適切です。
「早々に」の例文
- 早々にご対応いただきありがとうございます。(相手の対応に対して)
- 早々にご発送いただき、誠にありがとうございます。
- 早々に対応いたします。(自分の対応について)
- 今日は大雪の予報なので電車が止まるかもしれない。早々に仕事を切り上げて帰宅しよう。
- 入社早々重要な案件を担当させてもらえることになった。(○○してすぐにの意味)
- 昨日は飲みすぎて、帰宅早々に寝てしまった。
- 近所にパン屋がオープンし、開店早々長蛇の列ができている。
「早々に」の言い換え表現
「早々に」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- 早速(あることに応じてすぐ)
- 迅速(物事の進行が極めて速いさま)
- 早急(非常に急なこと)
- いち早く(一番最初に。他の人より早く)
- すぐに(時をおかず)
- 直ちに(時間を少しもおかず)
- 速やかに(間をおかずに。すぐに)
- 至急(非常に急ぐこと)
- 取り急ぎ(とりあえず急いで)
まとめ
「早々に」は物事をすぐにすることを表します。
自分がすぐに何かをするときや、目上の人などにすぐに何かしてもらったことへの感謝として使います。
ビジネスシーンでも非常によく用いられる言葉です。
ただし、目上の人に「早々に○○してください」という形で使うと失礼になりますので気をつけましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!