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繊細な表現が美しい時候の挨拶の1つが「小雪の候」です。
雪という漢字が使われているので冬の時期に使うのだろう、という事はわかりますが一体いつからいつまで使うのが正しいのでしょうか。
今回は「小雪の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「小雪の候」の時期はいつからいつまで?
暦の上で「小雪」となる11月21日前後から、次の節気である「大雪」前日の12月7日前後まで使う事が出来ます。
11月後半はまだ雪が降り始めていないという場合もありますが、時候の挨拶は旧暦で作られており1か月ほどの誤差があるので、違和感を感じる心配はありません。
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「小雪の候」の意味と読み方
「小雪の候」には「ちらちらと雪が降りだす寒い季節が到来しましたね」という意味があります。
読み方は「しょうせつのこう」です。
つい「こゆきのこう」と読みたくなってしまいますが、時候の挨拶の漢字は全て音読みで読みますので、覚え間違いにお気を付けください。
高く澄み渡る空から小さな雪が舞い落ちてくる、そんな初雪の日の光景をを売象させてくれるような、美しく繊細な言葉ですね。
「小雪の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 小雪の候、貴社いよいよご隆盛のことと拝察いたします。
- 拝啓 小雪の候、貴社にはますますご多忙の趣、何よりと存じます。
- 拝啓 小雪の候、貴社におかれましてはいっそうご清勝のこととお慶び申し上げます。
【結び】
- 木枯らし強く吹く折、御社ますますのご発展とご多忙をご祈念いたします。
- 霜枯れの季節ではございますが、貴社の皆様方におかれましてもどうぞご自愛専一にてお過ごしいただきますようお願い申し上げます。
- 師走間近の折、御社いよいよのご繁盛をお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 小雪の候、〇〇様におかれましてはますますご壮健にお過ごしの由、何よりと存じます。
- 拝啓 小雪の候、ご一同様には変わらずご活躍の事とお喜び申し上げます。
- 拝啓 小雪の候、皆様におかれましてはいっそうご多忙のことと拝察いたします。
【結び】
- 1日ごとに寒さが厳しくなる季節、どうぞくれぐれもご自愛ください。
- 本格的な寒さの到来もすぐそこまで迫ってまいりました。〇〇様におかれましてはどうぞご健康にご留意ください。
- 夜間は冬の訪れを実感するような寒さの日も増えてまいりました。お風邪などひかれませんようお気を付けください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 初霜も見かけ、冬の訪れを実感する季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
- 朝晩はひときわ冷え込む時節、〇〇様におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。
- 師走で何かと忙しくしている事と存じますが、お元気でお過ごしでしょうか。
【結び】
- 道路を埋め尽くさんとする落ち葉に冬の訪れを感じます。くれぐれもお体にはお気をつけてお過ごしください。
- これから先ぐっと寒さが身に染みる季節となりますので、どうぞ皆様方におかれましてもご自愛ください。
- キンとくる寒さの夜も増えてまいりました。どうぞ心穏やかな師走をお迎えください。
「小雪の候」の時候の挨拶
まとめ
冬の始め、初冬にぜひ使いたい時候の挨拶ですね。
これからどんどん寒さも厳しくなってくる季節なので、結び文などに相手の体調を優しく気遣う言葉を付け加える事で優しい印象を作り出すことが出来ますよ。