時候の挨拶

「向寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「向寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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寒くなってきた時期に使いたい時候の挨拶が「向寒の候」です。

あまり聞きなれない「向寒」という言葉ですが、いったいいつからいつまで使うのが正しいのでしょうか。

寒さに向かうから秋?冬?とわからなくなってしまいますよね。

今回は「向寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。

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「向寒の候」の時期はいつからいつまで?

暦の上で冬となる11月7日前後の「立冬」から12月20日前後の「冬至」の前日まで使う事が出来ます。

冬至を過ぎてしまうと、冬の中でも一番寒いと言われる「小寒」「大寒」を迎えてしまうので寒さを迎えるというのは違和感に繋がってしまいます。

「向寒の候」の意味と読み方

寒い

「向寒の候」は「寒さが本格的に厳しくなり、冬本番も近いですね」という意味を持つ時候の挨拶です。

読み方は「こうかんのこう」です。

冬の始め「初冬」に使う時候の挨拶で、本格的な雪の便りは無くても、気温がどんどん寒くなる時期に使いたい言葉です。

「向寒の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 向寒の候、貴社におかれましてはますますご清祥のことと拝察いたします。
  2. 拝啓 向寒の候、貴社には一段とご隆盛の趣、何よりと存じます。
  3. 拝啓 向寒の候、貴社におかれましてはいっそうご隆盛の段、慶賀の至りに存じます。

【結び】

  1. 霜秋の折ではございますが、貴社のさらなるご繁盛をご祈念いたします。
  2. 初霜を目にする季節となりました。貴社におかれましては一段のご多忙をお祈り申し上げます。
  3. 師走も近くお忙しい時期ではございますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 向寒の候、〇〇様におかれましてはいよいよご壮健のこととお喜び申し上げます。
  2. 拝啓 向寒の候、皆様にはますますご多忙の趣、何よりと存じます。
  3. 拝啓 向寒の候、ご一同様におかれましては一段のご繁栄、慶賀の至りに存じます。

【結び】

  1. 冬支度を進める時節となりました。〇〇様におかれましてはご壮健にお過ごしください。
  2. 本格的な冬の到来が近づいてまいりました。ご一同様におかれましてはお体に十分ご留意ください。
  3. 冬の気配が色濃い風が吹く今日この頃です。体調を崩しやすい時節でもございますのでどうぞご自愛ください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 残る街路樹の葉も少なくなってまいりました。体調など崩されてはいませんか。
  2. 人も動物たちも冬支度に忙しい季節が到来しましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
  3. 厚手の上着が重宝する時節です。〇〇様におかれましてはお変わりなくお健やかにお過ごしのことと存じます。

【結び】

  1. 夜の寒さも日ごとに厳しくなってまいります。どうぞくれぐれもご自愛ください。
  2. 年末の準備で忙しい時節ですが、どうぞお健やかにお過ごしください。
  3. 寒さも本格的になってまいりました。体調にはくれぐれも気を付けて、風邪など召されませんようご自愛ください。

「向寒の候」以外の時候の挨拶

立冬の候

「りっとうのこう」と読み、その名の通り11月7日前後の立冬から11月半ばの「小雪」の半月ほど使う事が出来る時候の挨拶です。

こちらも本格的な冬の到来が近づいていることを伝える言葉となっています。

まとめ

衣替えや木々の保護など冬支度も本格的になってくる時期に使いたい時候の挨拶が「向寒の候」ですね。

これからぐっと寒さも増していく時期なので、相手の体調を気遣う言葉をプラスして使うのがおすすめです。

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