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「余花の候」は夏に使える時候の挨拶ですが、「花が余っている」というのはいったいいつ頃を指しているのでしょうか。
この言葉自体あまり聞いたことが無いという人も多いかと思います。
今回は「余花の候」について使用時期はいつからいつまでなのかはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。
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「余花の候」の時期はいつからいつまで?
暦の上で夏となる5月5日の「立夏」から5月10日頃まで使う事が出来る時候の挨拶です。
使用時期は5日間ほどととても短くなっていますので、文章の到着が「立夏」の前になってしまいそうな時は別の時候の挨拶にするのがおすすめです。
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「余花の候」の意味と読み方
「余花の候」は、「まだ桜残っておりますが立夏を迎え夏となりましたね」という意味を持つ言葉です。
読み方は「りっかのこう」です。
「余花」という言葉には「寒い地域や標高の高い山などで立夏を迎えてもまだ咲いている桜」という意味があり、夏を迎えてもなお咲く桜の美しさを表現している言葉なんですね。
「余花の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 余花の候、貴社におかれましてはますますのご活躍、心よりお慶び申し上げます。
- 拝啓 余花の候、貴社ますますご発展の段、お慶び申し上げます。
- 拝啓 余花の候、貴社にはいよいよご活躍の由、お慶び申し上げます。
【結び】
- 風薫る好季節、貴社にはますますのご躍進を心よりご祈念申し上げます。
- 木々の若葉そよぐ季節、貴社におかれましても更なるご躍進をお祈り申し上げます。
- 夏到来を感じる季節となりました。貴社におかれましてはいよいよのご多忙をご祈念いたします。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 余花の候、〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしの事と拝察いたします。
- 拝啓 余花の候、御一同様にはいよいよご躍進の由、お慶び申し上げます。
- 拝啓 余花の候、〇〇様変わらずご活躍の折、心よりお慶び申し上げます。
【結び】
- 五月晴れの日も続く好季節、どうぞ○○様もお体には十分にご留意ください。
- 若葉美しく輝く季節となりました。お風邪などひかれませんようご留意ください。
- 吹く風に夏本番を感じる季節となりました。どうぞ皆様お変わりなくお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- つづじも見ごろを迎える季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 暦の上では夏となりましたが、お風邪などひかれていませんか。
- 心もリフレッシュできるような風が吹く季節です。お変わりなくお過ごしですか。
【結び】
- 若葉風にそよぐ季節、どうぞお体を大切に爽やかな夏をお迎えください。
- 新緑輝く好季節となりました。お体にはお気をつけてお過ごしください。
- 爽やかな風吹く季節ですね。連休の疲れをゆっくりと癒すためにものんびりとお過ごしください。
「余花の候」以外の時候の挨拶
まとめ
花が余ると書くので春に使う言葉なのかと思いがちですが、実は初夏の時候の挨拶なんですね。
その年によっては寒い地方でも桜が全て散っている事もあるので、受取先の桜の状況をチェックしてから使うのがおすすめです。