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「お世話様です」という挨拶がありますね。
普段何気なく使っている人も多いかもしれませんが、使い方を間違ってしまうと失礼になることもあります。
店員さんに「お世話様です」といってもいいものか、お客様に「お世話様です」と言うのは失礼なのかなど、いざという時に迷ってしまわないよう、しっかり確認していきましょう。
今回は、「お世話様です」を店員に言うのは正しい使い方?お客様に言うのは失礼?返し方は?についてご説明いたします!
目次
「お世話様です」の意味と使い方
「お世話様です」は、お世話になっている相手への感謝を表す言葉です。
もちろん「おせわさまです」と読みます。
この「お世話様です」は、「お世話してくれてありがとう」という感謝の気持ちとともに、「ご苦労様」というねぎらいの気持ちをこめた言葉です。
「ありがとう」の気持ちを伝える言葉ではありますが、会社などによっては挨拶がわりに使っていることもあります。
挨拶のように人と会った時に「お世話様です」と声をかけたり、最近お世話になった人と会った時に「先日はお世話様でした」などと言うこともあります。
ただし、「お世話様です」は「お世話になってありがとうございます」「ご苦労様でした」というようなことをかなり簡略化して表した挨拶です。
ですので、ビジネスシーンではあまり使うことはありません。
また、使うとしたら口頭か電話など、口語として使いますので、手紙やメール、ビジネス文書などには不向きです。
「お世話様です」を店員に言うのは?
「お世話様です」はお世話になった感謝とねぎらいを簡単に伝える言葉です。
ですので、目上から目下へ、もしくは親しい間柄などで使うようにしましょう。
目上の方に向かっては使いませんが、お店で対応してくれた店員さんに「お世話様です」というのは適切な使い方です。
他にも荷物や郵便、出前などを届けてくれた配達員さんに対して言ったり、清掃員さんに「お世話様です」と挨拶したりすることも考えられます。
【例文】
- 「ご注文のお品をこちらにご用意しました」「お世話様です」
- 「お荷物をお届けに参りました」「はい、お世話様です」
- 「失礼いたします」「いつもお世話様です」
「お世話様です」をお客様に言うのは失礼?
「お世話様です」は感謝やねぎらいの気持ちを表すカジュアルな挨拶です。
ですので、お客様に対して「お世話様です」というのは不適切です。
「ねぎらう」ということは、相手が自分のために尽力してくれてよく頑張ったね、というようなことですから、目上の人から目下の人に向かって使う表現です。
ですので、お客様のほか、上司に対して、取引先に対してなども「お世話様です」とは言わないようにしましょう。
基本的にビジネスシーンや丁寧な敬語を使いたい相手に対しての時は「お世話になっております」などとするようにしましょう。
【例文】
- 「お世話になっております。本日は○○の件でご連絡いたしました」
- 「いらっしゃいませ、○○さま。いつもお世話になりありがとうございます」
「お世話様です」への返し方
仕事をしている時など、自分が「お世話様です」と言われることもあるかもしれません。
そのようなときの返し方は「こちらこそ」や「ありがとうございます」などを使って返事するとよいでしょう。
【例文】
- 「お世話様です」「こちらこそ、お世話様です」
- 「お世話様です」「ありがとうございます」
- 「お世話様です」「いえいえ、こちらこそお世話になっております」
相手は感謝やねぎらいの気持ちを表していますので、相手や状況に応じてこちらも失礼にならないように返事をしましょう。
「お世話様です」の言い換え
「お世話様です」の使い方はお分りいただけたかと思います。
「お世話様です」に似た意味を持つ言葉は他にもありますのでご紹介いたします。
「お世話になっております」
「お世話になっております」はビジネスシーンでは非常によく使う言葉ではないでしょうか。
「お世話様です」と意味は同じで、お世話になった相手に感謝を伝える気持ちですね。
「お世話になっております」は目上の人に対しても使うことができますので、上司や取引先、お客様などに対しても安心して使えます。
口語としてだけでなく、ビジネス文書やメールなどの挨拶としても定番です。
【例文】
- いつもお世話になっております。
- 日頃より大変お世話になっております。
- 平素は大変お世話になりありがとうございます。
>>「お世話になっております」の使い方(社内・お客様・就活・面識がない人)
「お疲れ様です」
「お疲れ様です」は相手の心身の疲れをねぎらう言葉です。
別に疲れていなくても、会社内の挨拶として気軽に使うことも多い言葉です。
ややくだけた表現ですので、目上の人には不向きで同僚や部下など、社内の人に対して使うことが多いです。
【例文】
- お疲れ様です。
- お疲れ。(同僚、部下などに対して)
- お疲れ様でございます。(上司などに対して使う場合)
>>「お疲れ様です」は社外や目上の人・上司には敬語として失礼?言い換え表現や「ご苦労様です」は?
「ご苦労様です」
「ご苦労様です」は相手の苦労をねぎらう言葉です。
これもねぎらいの言葉ですので、目上の人には失礼になります。
目下の人や、出入りの業者さんなどに対しての軽い挨拶という感じです。
目上の人に使ってしまわないように注意は必要な言葉です。
【例文】
- 今日のイベントに尽力してくれたスタッフの皆さん、ご苦労様です。
- 選手のみんな、今日はご苦労様でした。
- ○○君、資料の作成ご苦労様だったね。
>>「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の使い方!上司や目上の人には失礼なの?
まとめ
「お世話様です」はお世話してくれている人に、気軽に感謝やねぎらいを伝えるのにはいい言葉ですね。
ただし、目上の人などに使ってしまうと失礼な印象になりますから気をつけましょう。
ビジネスの場では他の言い方に変えるなどして、適切に使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!