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「入梅の候」は日本の美しい四季を表す時候の挨拶の一つです。
入梅という言葉自体、あまり聞きなれない言葉ではありますが、一体時期はいつからいつまで使用するのが正しいのでしょうか?
今回は「入梅の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「入梅の候」の時期はいつからいつまで?
6月上旬から6月中旬にかけて使う事が出来る時候の挨拶です。
ですが北海道など地域によっては梅雨自体が無い地域もありますので、そういった地域に送る場合は使わないようにするなどちょっとした心遣いが必要となります。
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「入梅の候」の意味と読み方
「入梅の候」には「今年も梅雨入りの時期となりましたね、という意味があります。
読み方は「にゅうばいのこう」です。
どこか鬱陶しくも感じる梅雨ですが、農家さんにとっては恵みの雨の時期でもあります。
そんな梅雨入りを表現する、日本ならではの美しい言葉ですね。
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「入梅の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 入梅の候、貴社にはますますご繁盛のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 入梅の候、貴社におかれましてはいよいよご清栄の段、お喜び申し上げます。
- 拝啓 入梅の候、貴社にはいっそうご清祥の由、大慶に存じます。
【結び】
- 本格的な梅雨の時期も間近となりました。貴社におかれましてはどうぞますますのご発展をお祈り申し上げます。
- 梅雨の足音も聞こえますが清々しい初夏でございます。御社いよいよのご多忙をご祈念いたします。
- 梅雨の季節となりましたが、御社の皆様方におかれましてはどうぞいっそうご活躍いただきますようお祈り申しあげます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 入梅の候、〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしのこと存じます。
- 拝啓 入梅の候、ご一同様にはお変わりなくご活躍の事と存じます。
- 拝啓 入梅の候、皆様にはますますご壮健にお過ごしのことと拝察いたします。
【結び】
- 衣替えも進む季節となりました。季節の変わり目でございますのでどうぞくれぐれもご自愛ください。
- 長雨の時期となりました。皆様方におかれましてはどうぞお体に十分ご留意ください。
- 雨に濡れる若葉がきらきらと輝く時節となりました。〇〇様におかれましてもどうぞいっそうのご活躍をお祈り申し上げます。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 晴れ間が一層待ち遠しい時節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 紫陽花が美しく咲き誇る季節となりました。〇〇様におかれましてもお変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 長雨に心も落ち込みがちな季節ですが、皆様方におかれましてはご壮健にお過ごしのことと存じます。
【結び】
- 長雨で水嵩の増えた川に梅雨の訪れを感じる季節です。くれぐれもお怪我などにはご注意ください。
- 梅雨寒の日が続きます。ご一同様におかれましてはどうぞお風邪など召されませんようお気を付けください。
- 季節の変わり目となっております。体調には十分お気を付けください。
「入梅の候」以外の時候の挨拶
梅雨の候
「つゆのこう」や「ばいうのこう」と読み、5月下旬から6月上旬まで使う事が出来る時候の挨拶です。
こちらも梅雨の時期に使う事が出来る言葉となっています。
梅の実が熟す時期になりました、という意味もあり、季節感をしっかりと感じることのできる言葉ですね。
まとめ
続く長雨に気持ちも落ち込みがちな梅雨のシーズンにぴったりの時候の挨拶です。
紫陽花など6月ならではの美しさも感じることのできる季節となっていますが、季節の変わり目でもありますので相手の体調を気遣う言葉をプラスして文章を組み立てるのがおすすめです。