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「秋の候」は初夏に使いたい、風情溢れる時候の挨拶です。
「秋」という字が入っているので「秋の挨拶」だと思われがちな言葉ですが実は全く違います。
では麦秋の候はいつからいつまで使う事が出来るのでしょうか?
今回は「麦秋の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
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「麦秋の候」の時期はいつからいつまで?
麦の収穫シーズンである初夏の5月下旬から6月上旬までの期間に使う事が出来ます。
「秋」という文字が入っている事と、お米同様に麦も秋が収穫時期だという勘違いから秋に使用してしまう人も多いので注意が必要です。
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「麦秋の候」の意味と読み方
「麦秋の候」の意味は「麦の収穫シーズンになりましたね」という意味を持ちます。
読み方は「ばくしゅうのこう」です。
日本人の中ではやはり収穫と聞くと秋の印象が強く、秋らしい印象のある言葉でもありますが、たわわに実る麦が風に揺れる様子をイメージさせる爽やかな初夏の挨拶なんですよ。
「麦秋の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 麦秋の候、貴社におかれましては一段のご多忙何よりと存じます。
- 拝啓 麦秋の候、貴社一段とご清祥の由、慶賀の至りに存じます。
- 拝啓 麦秋の候、貴社におかれましてはますますご繁盛のこととお慶び申し上げます。
【結び】
爽やかな初夏の風が吹く季節。貴社一層の発展をご祈念いたします。
これから来る夏に向け、御社のますますのご繁盛をお祈り申し上げます。
汗ばむ日もだんたんと増えてまいりました。貴社のご繁栄、心よりお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 麦秋の候、ご一同様におかれましてもお変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 拝啓 麦秋の候、皆様の変わらぬご隆盛心よりお喜び申し上げます。
- 拝啓 麦秋の候、皆様におかれましてはますますご清栄の由、お慶び申し上げます。
【結び】
- 麦の揺れる爽やかな季節。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
- これから暑くなってまいります。皆様のご壮健をご祈念いたします。
- 梅雨空も垣間見える季節です。どうかご自愛ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 梅雨時期で浮かない空が続いていますがお変わりありませんでしょうか。
- 雨に濡れた紫陽花が色鮮やかに咲いています。〇〇様におかれましてもご壮健のことと存じます。
- ふとした晴れ間を嬉しく思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
【結び】
- 梅雨寒を感じる日もございますので、体調にはくれぐれもご注意ください。
- 夏めく風を感じる季節となりました。どうぞお健やかにお過ごしください。
- 梅雨の足音も聞こえてまいりましたが、鬱々とした雨に負けずにお過ごしください。
「麦秋の候」以外の時候の挨拶
小満の候
二十四節気の1つ「小満」の期間に使う事が出来る時候の挨拶です。
5月20日から6月頭(4日ほどまで)が小満の期間となっており、少し使える期間は短いですが、麦秋の候同様「麦の収穫の時期」とい意味を持つ言葉です。
稲作の前に麦の収穫時期を無事迎えることが出来て「少し安心や満足が出来た」という意味があるんですよ。
まとめ
風に揺れるたくさんの麦を連想させるような日本らしい爽やかな時候の挨拶です。
梅雨がもうすぐそこという事で、気持ちも落ち込みがちですが季節感ぴったりの時候の挨拶を使って夏ならではの美しさを見つめなおすのもいいですね。