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仕事をしている時に丁寧に話そうとして、逆におかしな敬語になってしまっていることがあります。
バイト敬語という言葉を聞いたことはありますか?
まだ社会経験が少ない若い人だけでなく、最近ではその敬語が浸透している場合もあります。
この機会に間違った敬語やバイト敬語と正しい敬語を確認しておきましょう。
目次
ありがちな敬語の間違いと正しい敬語の言い換え表現13選!
1、「~という形になります」
「~という形になります」は間違った敬語です。
なぜなら、形のないものに「形」をつけているからです。
「~という形になります」の言い換え方は
- ~です
- ~ということになります
- ~をお願いいたします
などになります。状況に応じて使い分けましょう。
【言い換え表現】
・返品の際の送料はお客様にご負担いただくという形になります。→返品の際の送料はお客様にご負担をお願い申し上げます。
・四月一日生まれの人は一つ上の学年で入学するという形になります。→四月一日生まれの人は一つ上の学年で入学することになります。
2、「よろしかったでしょうか」
「よろしかったでしょうか」や「よろしかったですか」は間違った敬語だと言ってよいでしょう。
「よろしかったでしょうか」ではなく、「よろしいですか」と言うべきです。
【言い換え表現】
・「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」→「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
・「今お時間少々よろしかったでしょうか?」→「今お時間少々よろしいでしょうか?」
3、「了解しました」
「了解しました」、「了解です」などは尊敬の意味が含まれていないという理由で、目上の人には使わない方が好ましいと言えます。
また、お客様に使う場合も失礼になってしまいますので気をつけましょう。
【言い換え表現】
・「承知しました。」
・「かしこまりました。」
4、「なるほど」
そもそも、「なるほど」とは目下の人に対して使う言葉なんです。
ですから、目上の人には使わない方が無難です。
【言い換え表現】
・「大変勉強になりました。」
・「勉強になります。」
・「確かにその通りですね。」
5、「感心しました」
この「感心する」という言葉は、普通目下、もしくは同等の者に対して使う言葉であるとされているのです。
【言い換え表現】
・部長の素晴らしいテクニックに感動いたしました
・部長の営業スキルには感銘を受けました
・部長の仕事への姿勢にはいつもながら敬服いたします
6、「そうですね」の連発
「そうですね」という言葉自体は丁寧語なので別に失礼な言葉ではありません。
しかし、「そうですね」は丁寧語ではあるのですが、本来はお客様や上司などに対するビジネス敬語としては不適切です。
ただ、カジュアルな雰囲気の職場や、多少くだけた表現でも構わないという場合は使っても問題はありません。
それでも、「そうですね」を連発して使うのは意見がない人、関心がないと思われてしまう可能性があるので注意しましょう。
【言い換え表現】
・はい
・そう思います
・おっしゃる通りです
・ごもっともです
7、「おっしゃられました」
まず、「おっしゃられました」は間違った敬語表現です。
「おっしゃられる」は「おっしゃる」+「られる」で尊敬語が二重になってしまっているのです。
【正しい表現】
「おっしゃいました」
8、「割愛」
「割愛」を「省く」という意味で、「省略」とほとんど同じように使っている人も多いと思います。
しかし、「割愛」というのは、単に不要な部分をカットするという意味ではありません。
「割愛」は、その「愛」という字が表しているように、「必要だけれど惜しんでカットする」という意味です。
【例文】
・出し物をご用意していただいていたのですが、時間の関係上、誠に残念ではございますが割愛させていただきます。
9、ほぼほぼ
「ほぼほぼ」は間違った表現ではありません。
しかし、「ほぼほぼ」はビジネスではあまり使わないほうがよい言葉です。
特に目上の人や上司、取引先の人には使わない方が無難といえるでしょう。
【言い換え表現】
・あらかた
・おおよそ
・おおむね
・ほとんど
10、「社長様」「会長様」
「社長様」「会長様」は間違った呼び方です。
社長、会長でいいのですが、慣れないと落ち着かないというのであれば名前をつけて、「山田社長」「佐藤会長」などとしましょう。
【例文】
・「山田社長はいらっしゃいますか」
11、「クライアント様」「ユーザー様」
「クライアント様」「ユーザー様」はおかしな言い方です。
「クライアント」「ユーザー」だけで、「顧客」「利用者」などという意味の英単語ですから、そこに日本語の敬称である「様」をつけるのはおかしいのです。
ただ大企業でも使っている会社は存在しますので、本来であれば間違った使い方ですが臨機応変に対応したいところです。
12、「~様でございますか?」
「~様でございますか?」は間違いです。
なぜなら、「ございます」は「ある(あります)」の丁寧語だからです。
- 相手や相手の身内のことには「いらっしゃいますか?」
- 自分のことには「ございます」
【正しい言い換え】
・ご本人様でいらっしゃいますか?
・何名様でいらっしゃいますか?
13、「ご苦労様です」
「ご苦労様」は、ビジネスマナーとして目上の人から目下の人に使う言葉とされています。
ですから、目下の人から目上の人に使うには失礼で、ふさわしくない言葉なのです。
目下の人から目上の人に対して声をかける時は、「お疲れ様です」を使った方が良いでしょう。
まとめ
意外と普通に使っている敬語が「実は間違いだった!」ということも多いですよね。
特に上司や目上の人に対して間違った敬語を使ってしまったり、取引先の人に誤って使ってしまうと失礼になってしまう場合もあります。
ただその会社の慣用として普段から使われている場合もありますので、そのあたりは大人として臨機応変に対応したいところですね。
間違っても上司に向かって「その敬語間違ってますよ!」と指摘したりしないように(笑)しましょう。